宮沢りえ主演のヒューマン・ドラマ『湯を沸かすほどの熱い愛』が10月29日より全国公開される。この度、新たな場面写真とともに、オダギリジョー&松坂桃李が薪をくべる姿を捉えたメイキング映像が解禁となった。
本作は、自主制作映画『チチを撮りに』が、ベルリン国際映画祭など数多くの映画祭で上映された中野量太監督の商業映画デビュー作。銭湯「幸の湯」を営む幸野家の母・双葉は、余命2か月の宣告を受けたことを機に、家族からすべての秘密を取り払うべく「絶対にやっておくべきこと」を実行していくさまを描く。
余命2カ月と宣告されたが、絶望のどん底に落ちることなく、やり残したことをいくつも成し遂げようと力強く生きる幸野家の母・双葉を宮沢りえが演じる。娘・安澄役に杉咲花、夫役にオダギリジョー、彼女の母性に触れ人生を見つめ直していく青年・拓海役で松坂桃李が共演するほか、篠原ゆき子、駿河太郎、伊東蒼が出演する。
解禁された映像は、オダギリジョー扮する幸野家の父・一浩と松坂演じる拓海が、「幸の湯」の熱い湯を沸かす聖域・釜場にて、汗を流し薪をくべる男らしさムンムンのメイキングシーン。実在する銭湯である栃木県・足利市「花の湯」で撮影されたメイキング映像には、額に汗してひたすら薪をくべる松坂のもとへ、優しい笑みを浮かべながらふらりふらりと近づくオダギリの姿が。終盤ではオダギリが松坂にぽんぽんと触れる姿も映り、どこかユーモラスかつ可愛らしいやり取りが垣間見える映像に。
中野監督は「炉の前は想像よりもはるかに熱く、カメラマンがのぼせてしまうほどだった」と撮影時を様子を明かし、「オダギリさん、松坂さんは二人とも、子どもの火遊びではないけれど、火を焚くのがとても楽しそうで、(火を焚くのは)人間の本能なのか、演技指導はほとんどなく自然な芝居が出来ていた」と絶賛の言葉を贈った。
映画『湯を沸かすほどの熱い愛』は10月29日より新宿バルト9ほか全国公開
【CREDIT】
出演:宮沢りえ 杉咲花 篠原ゆき子 駿河太郎 伊東蒼 /松坂桃李 /オダギリジョー
脚本・監督:中野量太
配給:クロックワークス 公式サイト:atsui-ai.com
©2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会