『ミュージアム』シッチェス映画祭に“カエル男”出現、「スリルを最大限に引き出すプロセスが素晴らしい!」と絶賛の声多数

世界三大ファンタスティック映画祭の一つであるスペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭にて、オフィシャル・コンペティション部門に正式出品された映画『ミュージアム』の公式上映が現地時間10月9日に開催。世界初上映となる本作を引っさげ、大友啓史監督とカエル男が登壇した。

巴亮介の同名コミックを『るろうに剣心』三部作の大友啓史監督、小栗旬主演で実写映画化した本作は、雨の日に起きる連続猟奇殺人事件の犯人、カエルのマスクを被った通称・カエル男と、沢村久志刑事との壮絶な駆け引きを描くスリラー・サスペンス。

ミュージアム

公式上映の場には、本作に期待を寄せるファンで1200人収容の会場は埋め尽くされ超満席。上映前に行われた舞台挨拶では、シッチェス・カタロニア国際映画祭初参加の大友監督が登壇。2013年に『るろうに剣心』が上映されたが、当時参加出来なかったこともあり、「以前からこのシッチェス国際映画祭に来たかった。夢がかなった」と喜び。「アクションあり、恐怖あり、そして皆さんが好きな“血”も出てきます(笑)どうか『ミュージアム』を楽しんで下さい」と会場中を笑いに包んだ。

そして「今日は日本から僕の友達を招いています」と大友監督が紹介すると、史上最悪の猟奇殺人鬼“カエル男”がステージに出現。カエル男の登場に、観客は驚きと喝采の声を上げ、会場のボルテージは一気に最高潮に。本編上映中も笑いと拍手と歓声が沸き起こり、上映終了後は大友監督と『ミュージアム』に惜しみない称賛が贈られた。観客からは「グレートな映画だった!」「今まで観た中で最高の映画だ!傑作だ!」「単なるスリラーではなく、スリルを最大限に引き出すプロセスが素晴らしい!」と絶賛の声が多数寄せられ、エンターテイメントに目が肥えたシッチェスの映画ファンの心を掴んだ様子だった。

なお、本作の上映前夜と上映日の夜に大雨が降ったという。シッチェスでは映画祭開催期間中に雨が降ることが無いらしく、「雨が降ると、奴が来る。」“カエル男”が現れる絶好の機会となったようだ。各賞の発表は、10月16日現地時間に行われる。

映画『ミュージアム』は11月12日より全国公開

【CREDIT】
原作:巴亮介『ミュージアム』(講談社「ヤングマガジン」刊)
監督:大友啓史
出演:小栗旬、尾野真千子、野村周平、丸山智己、伊武雅刀、田畑智子、市川実日子、大森南朋 他
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:http://www.museum-movie.jp

© 巴亮介/講談社 © 2016映画『ミュージアム』製作委員会

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