色んな国の文化がのぞける映画6選

11月3日は文化の日。
異国情緒あふれる映画を観て、他の国の文化を覗いてみるのはいかがでしょうか?
今回は選りすぐりの外国映画をご紹介!


united-states-of-americaドゥ・ザ・ライト・シング

ブルックリンでの人種差別と対立を描く

文化

スパイク・リーが脚本・監督・主演をつとめたドラマ。

ブルックリンの黒人街ベッドフォード・スタイヴェサント。その年一番の暑さを記録することになった夏の一日。主人公のイタリア人が経営するピザ屋の宅配人ムーキー(スパイク・リー)を軸に、彼の周りの、ヒップな活動家、ストリートの飲んだくれの哲人、ピザ屋を経営するイタリア人親子、小さなスーパーを開いている韓国人の若いカップル、友人達など様々な人種の日常を追ってゆき、ついには暴動へと発展していく......。
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脚本・監督・主演をつとめたスパイク・リーは、初めて黒人映画を公開させた監督として有名です。映画の中では、ブラックカルチャーと切っても切れないヒップホップもたくさん流れてきます。見ても聴いてもブラックカルチャーを体感できる映画です!

franceアデル、ブルーは熱い色

あの時から、生きることは歓びになった―

文化

これでまでにも数々の映画賞を獲得してきたアブデラティフ・ケシシュがメガホンを取り、女性同士の熱い愛の物語を描く。

高校生のアデル(アデル・エグザルコプロス)には上級生の恋人がいたが、満たされぬものを感じていた。そんな時、髪をブルーに染めた女性とすれ違い、心奪われる。すぐに恋人に別れを告げたアデル。ある夜、偶然入ったバーであの青い髪の女性と再会する。彼女の名はエマ(レア・セドゥ)。年上の美大生だった。知的で洗練されたエマに急速に惹かれていくアデル。ほどなく、互いに心だけでなく肉体も激しく求め合うようになる2人だったが…...。
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この映画は第66回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞しました。フランス国旗のトリコロールの青・白・赤は自由・平等・博愛の象徴とされています。劇中ではそのブルーが、レア・セドゥの青髪はもちろん、随所に散りばめられていて印象的です。そんな色に注目して、監督たちが込めた想いを読み解きながら観るのもおすすめです。

china初恋のきた道

一本道で愛する人を待ち続ける少女

文化

都会からやってきた若い教師と、彼に恋した文盲の少女のラブストーリー。監督は『紅いコーリャン』のチャン・イーモウ。主演は『グリーン・デスティニー』のチャン・ツィイー。

文盲のディ(チャン・ツィー)は手作り料理に彼への想いを込めて弁当を作る。やがてその気持ちに彼も気づき、お互いに惹かれあっていく。しかし、「文革」が押し寄せ二人は離れ離れになってしまう……。
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文化大革命の混乱に翻弄されながらも、一途に、純粋に、想い続けるディの姿に胸を打たれます。きのこ餃子など美味しそうな中華料理にも注目です。

swedenシンプル・シモン

北欧発ポップな色使いのコメディー

文化
スウェーデン発、アスペルガー症候群の少年を描いたハートフル・コメディ。

物理とSFが大好きなシモン(ビル・スカルスガルド)は、気に入らないことがあると自分だけの“ロケット”にこもり、想像の宇宙へ飛び立ってしまう。そんなシモンを理解してくれるのは、お兄ちゃんのサム(マッティン・バルストレム)だけ。でも、シモンのせいでサムは恋人に振られてしまう。彼女がいなくなって、落ち込むサム。そのせいで自分のペースを乱されるシモン。サムに「完璧な恋人」さえいれば、生活が元通りになると考えたシモンは、サムにぴったりな相手を探し始める。そして、偶然出逢った天真爛漫なイェニファー(セシリア・フォッシュ)に狙いを定め、ある計画を実行に移すが......。
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この映画は北欧らしいポップな色使いが素敵な映画です。シモンを見ていると、いろんな人や物に対しての思いやり、優しさに溢れていて、ほのぼの、心が和み、あたたかくなります。

united-kingdomさらば青春の光

イギリスのモッズ文化を覗いてみる

文化
1973年のザ・フーによる同タイトルのロック・オペラを原作として、60年代の“怒れる若者たち”を描いた青春ドラマ。

主人公の青年ジミー(フィル・ダニエルズ)は、仕事や束縛を嫌い、グループの連中と遊ぶことだけが唯一の生きがいだった。しかし、彼のあこがれていたエース・ファイス(スティング)さえも、現実社会の中で妥協していることを知り、ジミーは全てに絶望してしまう……。
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モッズとはイギリス・ロンドンの若者に1950年代後半から流行した音楽やファッションをベースとしたライフスタイルのことです。この映画ではイギリスのロックバンド「ザ・フー」のアルバム「四重人格」をモチーフに60年代のモッズ達を描いています。

brazilシティ・オブ・ゴッド

 

文化

ブラジルのベストセラー同名小説が原作。”シティ・オブ・ゴッド”と呼ばれたブラジルのスラム街を舞台に、変貌していく少年や街の姿を描く犯罪ドラマ。

60年代後半、貧困街”シティ・オブ・ゴッド”では強盗や殺しが続いていた。少年が殺人に手を染めて、やがて街を仕切るギャングへと成長し激しい抗争に明け暮れる……。
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殺人、強盗、暴力、麻薬....。実話を基に描かれているこの映画では、キャストの子供たちを実際の街でオーディションして、アドリブ主体の演技をしたそうです。日本では考えられないようなことが地球の裏側で起きているということをこの映画で知ることが出来るかもしれません。

 

いかがでしたか?

今回は「色んな国の文化がのぞける映画」をご紹介しました。
映画は世界に開けた扉。
映画で観た国へ実際に行ってみて、その文化を体感してみるのもいいかもしれません!

映画を観たあとは是非映画ランドでレビューをお願いします♪

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