『デッドプール』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2(原題)』の製作権限を持つ20世紀フォックスとマーベル・スタジオ間で、登場キャラクターの“トレード”を行っていたことが明らかになった。
![デッドプール](https://i0.wp.com/www.eigaland.com/wordpress/wp-content/uploads/2016/05/sub4_DF-17373R_2600-600x399.jpg?resize=600%2C399)
「The Playlist」によれば、『デッドプール』脚本家のポール・ワーニックが明らかにしたもので、彼と共同脚本家のレット・リースが、X-MENネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドを起用しようとした際に、フォックスが権利を所有していないことが発覚したのだという。
![デッドプール](https://i1.wp.com/www.eigaland.com/wordpress/wp-content/uploads/2016/05/deadpool-DF-16917_rgb600-600x400.jpg?resize=600%2C400)
ワーニックによれば「フォックスが権利を所有する400ぐらいのキャラクターを見ていて、どんな能力を持っているかはわからないが、彼女でいこう」と気軽な気持ちで彼女を起用することにしたという。だが、実際にはネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドの能力を、身体から原子力のエネルギーを放出する能力に変更するにあたって、マーベルの許可が必要になったのだ。「ガーディアンズの新作でカート・ラッセル扮するエゴ・リビング・プラネットをマーベルが使用したいというので、フォックスは彼女の能力のトレードを行ったというわけさ」とワーニックはスタジオ間のやり取りを説明した。
この件について、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2(原題)』のジェームズ・ガン監督は、自身のFacebookでその事実を認めた。「最初は僕たちが権利を所有していると信じこんでいたよ」としたのち、実際には権利を持っておらず、主人公スター・ロードの父親として登場するエゴ・ザ・リビングプラネットの登場許可を取り付けたという。「エゴ・リビング・プラネットを登場させる以外の案はなく、他のキャラクターを登場させるなんてほとんど不可能だったよ。だから、フォックスが“キャラ交換”を持ち出してくれたことには本当に感謝しているよ」と綴っている。
大手スタジオ同士の“キャラ交換”なしに、ジェームズ・ガン監督による『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2(原題)』は誕生しえなかったのかもしれない。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2(原題)』は2017年5月27日(金)全米公開予定
参考:http://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/deadpool-guardians-galaxy-2-were-because-a-mixup-947712