『デッドプール』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に意外な繋がり、20世紀フォックスとマーベルが“キャラ交換”

『デッドプール』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2(原題)』の製作権限を持つ20世紀フォックスとマーベル・スタジオ間で、登場キャラクターの“トレード”を行っていたことが明らかになった。

デッドプール
(C)2016 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

「The Playlist」によれば、『デッドプール』脚本家のポール・ワーニックが明らかにしたもので、彼と共同脚本家のレット・リースが、X-MENネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドを起用しようとした際に、フォックスが権利を所有していないことが発覚したのだという。

デッドプール
(C)2016 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

ワーニックによれば「フォックスが権利を所有する400ぐらいのキャラクターを見ていて、どんな能力を持っているかはわからないが、彼女でいこう」と気軽な気持ちで彼女を起用することにしたという。だが、実際にはネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドの能力を、身体から原子力のエネルギーを放出する能力に変更するにあたって、マーベルの許可が必要になったのだ。「ガーディアンズの新作でカート・ラッセル扮するエゴ・リビング・プラネットをマーベルが使用したいというので、フォックスは彼女の能力のトレードを行ったというわけさ」とワーニックはスタジオ間のやり取りを説明した。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

この件について、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2(原題)』のジェームズ・ガン監督は、自身のFacebookでその事実を認めた。「最初は僕たちが権利を所有していると信じこんでいたよ」としたのち、実際には権利を持っておらず、主人公スター・ロードの父親として登場するエゴ・ザ・リビングプラネットの登場許可を取り付けたという。「エゴ・リビング・プラネットを登場させる以外の案はなく、他のキャラクターを登場させるなんてほとんど不可能だったよ。だから、フォックスが“キャラ交換”を持ち出してくれたことには本当に感謝しているよ」と綴っている。

大手スタジオ同士の“キャラ交換”なしに、ジェームズ・ガン監督による『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2(原題)』は誕生しえなかったのかもしれない。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2(原題)』は2017年5月27日(金)全米公開予定

参考:http://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/deadpool-guardians-galaxy-2-were-because-a-mixup-947712

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