映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』初日舞台挨拶が23日、都内・丸の内ピカデリーにて行われ、主演のエディ・レッドメインをはじめ、アリソン・スドル、ダン・フォグラー、監督のデイビッド・イェーツ、プロデューサーのデイビッド・ヘイマンが登壇した。
「ハリー・ポッター」シリーズ後半4作品を手がけたデイビッド・イェーツが引き続き監督を務める本作は、おっちょこちょいで人見知りな魔法使い/動物学者ニュート・スキャマンダーが、ニューヨークで魔法のトランクを紛失したことから巻き起こる大騒動を描く。主人公ニュートを『博士と彼女のセオリー』『リリーのすべて』のエディ・レッドメインが演じるほか、キャサリン・ウォーターストン、アリソン・スドル、ダン・フォグラー、コリン・ファレル、エズラ・ミラーが共演する。
21日のジャパンプレミアを皮切りに、ファン・ナイト、初日舞台挨拶とワールドツアー最終地点・日本を3日間続けて沸かせてきた来日ゲスト。この日も朝早くからファンが集まり、大歓声の中迎えられた。
「ハリー・ポッター」シリーズに続いてプロデューサーを務めるヘイマンは「どれだけ皆さんにワクワクさせられたか、感謝の気持ちでいっぱいだよ。この映画を皆さんと共有できることを本当に嬉しく思っている。この映画には、あらゆる場面にJ.K.ローリングの精神が溢れている。本当に楽しんでいただきたいね。ハリー・ポッターの主人公3人のように、ニュート、クイニー、ジェイコブ、ティナを同じように愛して欲しい」とコメント。
続けてイェーツ監督も「この映画は4週間前に完成したばかりなんだ。イギリスには何百人も関わったスタッフがいる。彼らも皆さんの顔を見れたらきっとワクワクすると思うよ。J.K.ローリングの温かみやウィットに飛んでいるところ、人間性、魔法も満載だよ。『ハリー・ポッター』に続くしかるべきシリーズなんだ。この映画を本当に誇りに思っているよ」と本作の魅力を語った。
シリーズ初の“ノー・マジ”(人間)の仲間・ジェイコブを演じるダンは、連日のファンとの交流に「ニホンダイスキ!!ファン・イベントは本当に楽しかったよ。愛を感じたね。そんな皆さんにお返しできたらと思いながら楽しませてもらったよ!」とにっこり。
NYの魔法使い・クイニー役のアリソンは「小さい頃から日本が大好きで、ずっと行きたいと思っていたの。小さい頃から魔法を信じていて、その魔法が叶って、この素晴らしい方々と映画を作ることができたわ」と語り、日本でのプロモーションを通して「本当にこんな魔法のような体験をさせてもらったことは、今までなかったの。この作品を携えて、みんなと一緒にツアーの最後を迎えることができて、本当に嬉しい。夢って叶うんだね...ニホンダイスキ!」と、涙ながらにこみ上げる想いを明かした。
エディは「アリソンが話したように、日本は本当に特別な国なんだ。僕は今年2回目の来日だけど、毎回来るたびに日本をもっともっと愛するようになったんだ。東京だけじゃなく、前回いろんなところを旅したよ。いろんな人たちに会って、本当に温かさを感じたんだ」と喜びをあらわにした。
続けて、「この数日間に、皆さんからの心からの愛を感じたよ。ポッターの世界、J.K.ローリングの世界、そして『ファンタスティック・ビースト』の世界に変わらず愛を注げて欲しい。ハートを込めて作った、ニュートたち新しいキャラクターを愛してね。ぜひ、この映画を最後まで楽しんで」とメッセージを贈ると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。
イベントでは、それぞれの名前が入った特製法被をプレゼントし、日本での大ヒットを祈願した鏡開きを敢行。
法被を羽織ったエディは「初めて着たけど、この色がいいね!ロンドンでも着ようかな!」と満面の笑みをのぞかせた。最後に「すごい体験をしたよ!一生忘れない!皆さんと一緒に過ごせて本当に嬉しかった。アリガトウゴザイマス!」とワールドツアー最終日を締めくくった。
映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は11月23日より全国公開