ポーランド中部の小さな町トゥシン(Tuszyn)の町議会が、「くまのプーさん」を子供用の遊び場に出入り禁止とした。上着しか着ていない露出度の高い格好で性別が不明、ということが理由とされる。
これは、トゥシンの町議会で遊び場の新たな支援キャラクターとしてくまのプーさんを採用するアイデアが出た際に、反対意見が挙がったことに端を発し、この度、投票が行われ禁止とされた。
Ryszard Cichy地方議員はプーさんについて、「半裸状態のため子どもたちに適さない」とし、プーさんがパンツを履いていないのは「性別がなく両性具有である」証拠だと述べた。
さらにHanna Jachimska議員は、プーさんの作者であるA・A・ミルン氏が60歳を超えていてアイデンティティーに問題があったため、「プーさんの睾丸をカミソリで削ぎ落とした」と非難。
彼らは頭から足まで服を着ている、ポーランドのクマのキャラクター「Uszatek」とプーさんを比較(「Miś uszatek(おやすみくまちゃん)」は、1975年~1987年までTV放送された人気人形アニメ)。半裸で性別不明のプーさんよりもUszatekを使うべきだと提言した。
また、同町議会は、プーさんの名前「ウィニー・ザ・プー」の「ウィニー」とは通常女の子につけられる名前であるのに、「くまのプーさん」のアニメでは男性ばかりが吹き替えていることもセクシャリティが曖昧であることの理由の一つに挙げている。
遊び場の支援キャラクターはまだ決まっていない状況だという。
ソース:http://www.hollywoodreporter.com/news/town-bans-winnie-pooh-being-751513,