映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』大ヒット公開記念舞台挨拶が21日、都内・新宿バルト9にて行われ、吹替版声優を務めた宮野真守、伊藤静が登壇した。
「ハリー・ポッター」シリーズ後半4作品を手がけたデイビッド・イェーツが引き続き監督を務める本作は、おっちょこちょいで人見知りな魔法使い/動物学者ニュート・スキャマンダーが、ニューヨークで魔法のトランクを紛失したことから巻き起こる大騒動を描く。主人公ニュートを『博士と彼女のセオリー』『リリーのすべて』のエディ・レッドメインが演じるほか、キャサリン・ウォーターストン、アリソン・スドル、ダン・フォグラー、コリン・ファレル、エズラ・ミラーが共演する。
この日の上映は、声援やサイリウムOKの応援上映スタイル。主人公ニュート・スキャマンダーの声を演じた宮野は、ティナ役の伊藤とともにそれぞれのキャラクター衣装で登場。大歓声で迎えられる中、伊藤は「変な魔法動物出さないでよ!」と宮野のトランクを見て警戒するも、「大丈夫だよ」と宮野。劇中さながらの展開で会場を沸かせるも、トランクをカチャカチャいじり続ける宮野は「開かなかった…」と笑いをとった。
上映前に観客の前にサプライズ登場し、応援上映の掛け声をリクエストしたという2人。魔法動物のニフラーを探すニュートに向かって「後ろ後ろ!」と存在に気付かせるかのような掛け声をリクエストした宮野は、観客からの「やったよ!」という歓声に、「こういう風に映画を楽しめる時代になったんですね!嬉しいです」と満面の笑みをのぞかせていた。
続けて、好きなシーンを聞かれた宮野は「お気に入りというか、収録で苦労したシーンがあるんですが、(銀行で)ニフラーを捕まえに行っている時に“石になれ”っていう呪文を唱えるんです。あそこがちょームズいんですよ(笑)エディがさらっと言うから、俺もさらっと言わなきゃいけなくて、あれは正直何回も撮り直しました」と吐露。観客からの「言って!」の声に、宮野は「“ペトリフィカス・トタルス”」と唱える。すると客席にいた大勢が、石のように止まってみせると、宮野は楽しそうに呪文を連呼し、「ノリがいい!みんなのおかげで魔法使いになった気分」と沸かせていた。
また、伊藤もティナの妹クイニーが使うドアや鍵を開ける呪文“アロホモーラ”を使いたいと話し、観客へ向かって「みんなのスカートのチャック、“アロホモーラ”!」と叫ぶ。「キャー!」と悲鳴が響く中、宮野が「やめなさいよ!」とツッコむと、伊藤は宮野へ向かって「“アロホモーラ”」と杖を降り、宮野はズボンのチャックを抑えながら「やめなさいよ!カチャカチャって(開きそうに)なった(笑)」とノリノリに。会場は爆笑の渦に包まれていた。
さらにイベントでは、2人が好きなセリフを生でお披露目。オカミーの赤ちゃんに優しく語りかけるシーン「ママが来たよ ちょっと顔を見せて」(宮野)、姿が見えないデミガイズ(ドゥーガル)の能力を知った屋上のシーン(伊藤)をそれぞれ再現し、観客を大いに沸かせていた。
最後に応援上映の感想を聞かれると、宮野は「ファンタスティックですね!楽しいなと思いました、みんなが反応してくれるし、しっかりファンタビを隅々まで観てくれているのを感じました」と笑顔。伊藤も「本当に楽しんでくれているのが伝わってきて、しょっちゅうやりたいですね!」と明かし、イベントを締めくくった。
映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は大ヒット公開中