『この世界の片隅に』観客動員数60万人突破、年明けから拡大上映決定！

2016年12月28日

『マイマイ新子と千年の魔法』で第14回文化庁メディア芸術祭優秀賞に輝いた片渕須直監督が、こうの史代の原作をアニメーション映画化した『この世界の片隅に』が、累計観客動員数60万人、興行収入8億円を突破。片渕須直監督より感謝の直筆メッセージが到着した。

片渕須直監督が6年の歳月をかけ、戦中戦後の広島・呉の綿密なリサーチと時代考証を行い、こうの史代漫画の世界を色鮮やかに描き出す本作は、戦況が悪化していく世の中で、苦悩しながらも日々を大切に前を向いていく女性・すずの生き様を追っていく。主演ののんをはじめ、細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞、小野大輔、潘めぐみ、岩井七世、澁谷天外が出演する。音楽を『マイマイ新子と千年の魔法』で主題歌を担当したシンガー・ソング・ライターのコトリンゴが務める。

11月12日の公開から7週目、今もなお全国映画動員ランキングでTOP10入りを続ける本作。広島国際映画祭2016で「ヒロシマ平和映画賞」を受賞したほか、第38回ヨコハマ映画祭「作品賞」「審査員特別賞（のん）」受賞、第71回毎日映画コンクールで「作品部門」「俳優部門・女優主演賞（のん）」「スタッフ部門・監督賞（片渕須直）」「スタッフ部門・音楽賞（コトリンゴ）」「アニメーション部門」の5部門にノミネートするなど、高い評価を得ている。

年明け1月7日からは劇場が54館増え、その後も順次上映劇場を拡大し、累計で200館以上での上映が決定している。さらに、本作のLINE公式ボイススタンプの配信がスタート。のんが新しく吹き込んだ主人公すずの愛らしい広島弁が日常の中でも楽しめる。片渕監督は直筆で「2016年は、映画『この世界の片隅に』の完成、公開とともに、たくさんの出会いとご縁に恵まれた年になりました。これからもよろしくおねがいいたします」と綴っている。