『シン・ゴジラ』との類似点あり!特技監督の樋口真嗣、アラン・リックマン遺作の戦争映画を絶賛

キングスマン』のコリン・ファースがプロデューサーを務め、日本での公開される作品としては本作が遺作となったアラン・リックマン最新作『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』が1月14日より公開される。この度、『シン・ゴジラ』監督・特技監督の樋口真嗣ら他各界著名人から絶賛のコメントが到着した。

アイ・イン・ザ・スカイ

本作は、現代の戦争の闇を巧みに描き、何が正義かを突きつけ同時にモラルも問う衝撃の軍事サスペンス。強烈な正義感をもって任務遂行を推し進める指揮官キャサリンをヘレン・ミレンが演じるほか、米軍基地にいるドローン・パイロットのスティーブ役にアーロン・ポール、国防相のベンソン中将を『ハリー・ポッター』シリーズのスネイプ役で知られ、今年1月に癌のため亡くなったアラン・リックマンが演じる。監督を『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』などを手掛けたギャヴィン・フッドが、プロデューサーを『英国王のスピーチ』『キングスマン』のコリン・ファースが務める。

アイ・イン・ザ・スカイ
アイ・イン・ザ・スカイ

防衛組織が武力行使か、人命尊重かの決断を迫られる本作の展開に、一足早く映画を鑑賞したファンから「シン・ゴジラに共通するところがある」「ある意味『シン・ゴジラ』にも通じるポリティカル・サスペンスの問題作だ」「ヘレン・ミレンがまるで花森防衛大臣の余貴美子の役と激似」と評価を受けている。ゴジラ出現により、日本の政府や官僚が未曾有の事態を前にしてディスカッションが繰り広げられる『シン・ゴジラ』とは、決断を迫られる「組織」という点において偶然にも大きく似ているのが本作だ。

シン・ゴジラ』監督・特技監督を務めた樋口は、「それぞれが離れた場所にいて、それぞれが何かを見ている。交錯する視線。交錯する思惑。交錯する正義。シドニー・ルメット監督の傑作『未知への飛行』に連なる”密室を舞台にした戦争映画”の21世紀アップデート版ですね。恐ろしく、そして面白かったです」と絶賛。『20世紀少年』『ローレライ』などを手がけたプロデューサー・甘木モリオも「混沌とした今を象徴する斬新な戦争映画。モニター越しの現代戦は限りなく空虚だ」とコメントを寄せている。

渡辺真理(アナウンサー)


空から見下ろすのは神、
あるいは鳥の目であるはず。
それがもはや“人間”なのだと知り、戦慄する…。
私自身は、その目を通して
どう決断するのか……
映画という枠を越え、
圧倒される作品。​

春香クリスティーン(タレント)


今年一番衝撃を受けた作品。
安全な会議室から指令が出る現代の戦争の形とはこういうことなのか、と。

堀潤(ジャーナリスト/キャスター)


観るものにこれだけ選択を迫る戦争映画があっただろうか。 私たちは「戦争を知らない世代」ではない。「戦争を見ようとしていない世代」だ。 戦後70年、戦争や紛争が世界で絶えたことはなかった。戦争の形は変容を遂げ、兵士か市民か も区別がつかない日常を舞台に戦闘が繰り広げられるようになった。兵器は進化し、ドローンになった。この映画は写実的に、生々しく「現代の戦争」を冷静に描き出し私たちの心を揺さぶる。無知による加担をしたくなければ、ぜひこの映画を。

映画『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』は1月14日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開

【CREDIT】
監督:ギャヴィン・フッド プロデューサー:コリン・ファース
出演:ヘレン・ミレン、アーロン・ポール、アラン・リックマン
配給:ファントム・フィルム
公式サイト:eyesky.jp

©eOne Films (EITS) Limited

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