映画『本能寺ホテル』初日舞台挨拶が14日、都内・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、主演の綾瀬はるかをはじめ、堤真一、濱田岳、平山浩行、田口浩正、高嶋政宏、近藤正臣、風間杜夫、監督の鈴木雅之が登壇した。
『プリンセス トヨトミ』の鈴木雅之がメガホンを取る本作は、戦国時代と繋がる不思議なホテル「本能寺ホテル」を舞台に、結婚という人生の岐路に立つ主人公・繭子が、天下統一を目前にした織田信長に「本能寺の変」の前日に出会うさまを描く。ヒロインの繭子を綾瀬はるか、織田信長を堤真一がそれぞれ演じるほか、織田信長に仕える小姓・森蘭丸役で濱田岳が共演。さらに、平山浩行、田口浩正、高嶋政宏、近藤正臣、風間杜夫が脇を固める。
全員揃って和装姿で登場したキャスト陣。艶やかな着物姿で登場した綾瀬は、印象に残っているエピソードを聞かれ、「すごく暑い真夏の撮影でしたので…アブ!ブヨ! お寺の撮影が多かったので、藪の中で一瞬で脚を8か所くらいぼこぼこに刺されて(笑)痒くて眠れない日々を過ごしました」と吐露。堤が「刺されたのは綾瀬さんだけなんです。ボリボリ血だらけになるまで掻いてて、掻きすぎると痕になるよ!って言ってたんです」と振り返ると、綾瀬は「やっと今(傷跡が)ちょっと薄くなってきて...人生で一番かゆかったです!」とはにかんでいた。
織田信長の小姓で“絶世の美男子”と言われている森蘭丸を演じた濱田は、「時のカリスマ織田信長が寵愛した蘭丸。それ故“絶世の美男子”に違いないだろうという、とっても安直な考えのおかげで、(役に抜擢され)迷惑しています。信長もちょっとぽっちゃりしたくらいが好きだったかもしれません。新年早々愚痴っぽくなりましたが、今年もよろしくお願いします」と自虐っぽく挨拶し、会場から笑いをとった。
一方、「綾瀬さんにメロメロだった」という近藤は、「可笑しいんですこの人。(綾瀬が)京都のみたらし団子をくれたんです。その時『カチカチになってますから、レンジでチンしてお召し上がってください』って」と話し、宿泊先のホテルに電子レンジがなかったようで「食べないわけにもいかないですから、でも食べたらとにかく硬かった!カチカチ!(綾瀬は)これは食いもんじゃないってのを知ってるんですよ。よく『良いものあげるわっ』みたいにくれて(笑)」と振り返る。
だが、撮影後に改めて綾瀬から出来立てのみたらし団子をいただいたようで「それは本当に甘くて柔らかくて、これがみたらし団子だろうと思えるようなものをいただきました。ありがとうございました」と明かした。そのエピソードに綾瀬は「私も食べたんですが、すごく硬くて(笑)『こんなみたらし団子があるのか!』と思ったんですが、ここのお店のはそういうものなのかなと思ってました」と天然っぷりを炸裂させた。
イベントでは、司会者から「もし武将だったら、このメンバーの中で誰が天下を取ると思いますか?」と質問が飛ぶと、綾瀬に対して囲むように濱田らがいっせいに指差し。選ばれてキョトンとする綾瀬は「えーっ!いいんですか!?」とマイペースに話すと、鈴木監督を指していた堤は「俺は嫌だな…こんなすっとこどっこい!たまらんですよ(笑)」とぼやき、会場を笑いに包んでいた。
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映画『本能寺ホテル』は全国東宝系にて公開中
【CREDIT】
監督:鈴木雅之 脚本:相沢友子
音楽:佐藤直紀 プロデューサー:土屋健
製作:フジテレビジョン
公式サイト:http://honnoji-hotel.com
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