『探偵はBARにいる3』松田龍平が多忙で“台本読まず”、マイペースっぷりに大泉洋「すごくないですかこの役者!」

映画『探偵はBARにいる3』製作発表記者会見が2月1日、都内・時事通信ホールにて行われ、大泉洋、松田龍平、北川景子が出席。クランクイン前の心境や北川の役どころを語った。

探偵はBARにいる3

アジア最北の歓楽地である札幌・ススキノを舞台に、その町の表も裏も知り尽くした探偵の活躍を描いた気鋭ミステリー作家・東直己の〈ススキノ探偵シリーズ〉を原作に、『探偵はBARにいる』『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』と映画化され大ヒットを記録した本シリーズ。最新作では、主演の大泉洋(探偵)、松田龍平(その相棒兼運転手・高田)が引き続き続投。今回新たに出演が発表された北川が演じるのは、【探偵】を翻弄するモデル事務所の美人オーナー・岬マリ。脚本をシリーズに引き続き古沢良太、監督を新たに『疾風ロンド』の吉田照幸が務める。

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開口一番、約4年ぶりの続編に大泉は「2をやる前から3をやりますっていうのは決定していたんですが、『より良いものを』ということで、台本作りなんかをじっくりやって、最高に面白いを届けられる時が来たなと高揚しております!」と熱意あふれるコメント。松田が「大泉さんが忙しくて...」というと、大泉が「あなたこそ大丈夫?連ドラやってるでしょ?もう(映画の撮影)入るんだよ!?」とツッコミ。松田は「バイオリン弾きながらやりたいなと」とマイペースに語ると、大泉は「ちょっとバイオリン弾きながらは勘弁してほしい。なんで連ドラ受けるの!?こっち決まってんのに!」といちゃもんをつけ、報道陣を笑わせていた。

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そんな2人と「15分ほど前に大泉さんと松田さんとの初対面を果たしました」と笑顔を見せる北川は、「生でコンビを拝見して、本当に映画を観ているようで心が躍りました。出来上がっているシリーズものに参加するのは緊張しますが、私自身、この作品のファンだったので、参加できることを嬉しく思っております」と心境を明かした。

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トークでは、松田のマイペースっぷりに大泉がツッコミ振り回される一幕が多々。大泉が「本当に心配なのは松田くんのスケジュール。いまやってるドラマのタイトルが(『カルテット』から)『トリオ』に変わるんじゃないかな?残りの3人でやってもらうしかないもん(笑)」とイジり、「彼はこのシリーズの撮影で北海道にずっというくらい好きなんですよ!撮影が3、4日空いてもずっと居続けるから、『帰ってないの?』って言ったら『いました〜』って(笑)どれだけ北海道楽しんでんのかなと思ったら、ホテルから一番近いラーメン屋さんに毎日通ってるんです」と話す。それに対し、松田はクールな表情でなぜか「大丈夫です」ときっぱり返していた。

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さらに、松田が「いつも北海道行きたくてやってる映画で...」というと、大泉がすかさず「北海道に行きたくてやってるって、ちょっと語弊があるな(笑)魅力にとりつかれちゃったんだね」とツッコミ。続けて「大泉さんは北海道のマスターと言っても過言じゃない。美味しいご飯屋さんいろいろ知ってますし、連れて行ってくれるんで。北海道が好きなんです。今回もまたゆっくりできるかなと思ってるんですが、とにかくアクションが今回多め。高田が負ける相手が出てくる設定になっていて、そういう意味ではあんまり(北海道を)楽しめないかも」と残念そうに語っていた。

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また、4年ぶりの共演に「お互いの印象の変化」と聞かれた大泉と松田。大泉は「なんか少し若返って軽やかになった気が...最近いいことあった?昔はもうちょっとボソッとしてたんですが、今日会った時は『やあ大泉さん』みたいな(笑)」と明かすと、松田は「なんですかね...33(歳)になりました」とにっこり。大泉は「この不思議な間は変わらないんだね」とツッコミ、笑いを取っていた。

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一方、本作で新たに参加が決まった北川へ、出演が決まった今の心境を伺うと「ただただ嬉しかったです!今回謎の多い役で、今まであんまり謎めいた役はやったことがなかったので、自分にとって新たな挑戦になると思いました」と語る。「『探偵はBARにいる』って女性から見たら男性が魅力的に描かれていて、男にしかわからないロマンみたいなものが溢れている作品ですごく好きだったんです。その世界観を生で拝見できることを嬉しく思います」と喜びをあらわに。

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本作で初共演となる大泉と松田の印象を聞かれると、北川は「大泉さんは面白くて優しい(笑)まだ15分前にお会いしたばかりですから、テレビや映画で観た印象になってしまうんですが、すごく軽やかでチャーミングな方なんですが、実はお芝居をご一緒すると硬派な方なんじゃないかなと想像しています」と笑顔。大泉は「なかなか良い表現。ストイックなんだよね!」と自画自賛し、北川を笑わせていた。

一方の松田に対しては「いつも自然体で、役柄は全て違うのに、本当にその人がいるようなナチュラルなお芝居をしていて素敵だなと思います。何しろまだ15分前にお会いしたばかりですから(笑)これから少しずつ北海道で探っていけたら」と語った。

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本作のヒロインに北川が抜擢されたことに対して、大泉は「台本読んだんですが、よく受けていただいたね。相当大変だと思う。振り幅がものすごくて、実に謎の多い役で。悪女的なとこもあったり、我々が今まで見たことのある北川景子では全然ないような。あれは女優だったらなかなか嫌なんじゃないかなっていうシーンもありますから。観たくないですよ、そんな北川景子なんて!」と期待まじりに言及。「俺より出てんじゃない?」という大泉に対し、北川は「いや、昨日ちゃんと(出るシーンに)ポストイット貼ってたんですがそれはなかったです」と吐露。だが、「出てるシーンが強烈なシーンばかりなので、印象はすごいかも(笑)」というと、大泉は「あなたばっかり出てると思っちゃう!あたしなんだから」と主演だということを主張し、笑いを取っていた。

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そんな2人をよそに、衝撃な展開が待っているという脚本の全体的な印象を聞かれた松田だが、「ちょっと......読んでなくて...」「ドラマが忙しくて自分が出てるとこしか...」と暴露。大泉は大笑いしながら「嘘でしょ!?読んでないの!?自分が出てるとこだけ!?絶対言わないほうがいいよ!」と猛ツッコミ。「すごくないですかこの役者!『この人自分が出てるとこだけ読んでるな』っていう人いますけど、自ら言う人は見たことない!」と衝撃を食らった様子。松田は「全体的になんとなく読んで、すごいシンプルで面白そうだなと思いました。原点回帰ですね!」と続けると、大泉は再び「いや読んでないんでしょ!読んでないのに当てずっぽうで(笑)自分のところだけ読んでるからシンプルなんじゃない!?」とツッコミ、「いや〜びっくりしました!」と松田のマイペースっぷりに爆笑していた。

なお、本作は2月中旬より北海道・札幌にてクランクイン、道内各地にて撮影、その後3月末まで東京近郊にて撮影予定。

映画『探偵はBARにいる3』は今冬、全国公開
公式サイト:http://www.tantei-bar.com/

(C)「探偵はBARにいる3」製作委員会

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