第74回ゴールデングローブ賞で史上最多7部門受賞、第89回アカデミー賞にて最多14ノミネートを果たしたミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』が2月24日より全国公開される。この度、本作を鮮やかに彩るロケーションに迫った場面写真が一挙解禁となった。
『セッション』の監督デイミアン・チャゼルがメガホンを取る本作は、オーディションに受からず落ち込んでいた女優志望のミアと、いつか自身の店を持ち、本格的なジャズを思う存分演奏したいと願うピアニスト・セバスチャンの恋愛模様を描くミュージカル映画。ヒロインのミアを『アメイジング・スパイダーマン』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のエマ・ストーンが、セブ(セバスチャン)を『きみに読む物語』『ドライヴ』のライアン・ゴズリングがそれぞれ演じる。
110フリーウェイと105フリーウェイの交差点
![ラ・ラ・ランド](https://i0.wp.com/www.eigaland.com/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/ee115dbd82e8e68574b19a4b250caabc.jpg?resize=696%2C464)
![ラ・ラ・ランド](https://i2.wp.com/www.eigaland.com/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/1d0c3725524ac5893f613f6a20c66057.jpg?resize=696%2C464)
ロサンゼルス国際空港から東に伸びる105フリーウェイと、南北に伸びる110フリーウェイが交差する部分で、ここからは遠くにダウンタウンの摩天楼が見える。このオープニングの群舞シーンの撮影は、週末、フリーウェイのこの部分を閉鎖し、ほんのわずかな時間で40℃近くある中ワンテイクで行われた。
ワーナー・ブラザースのスタジオ
![ラ・ラ・ランド](https://i1.wp.com/www.eigaland.com/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/d87f7154ce11f3b3b41fccb53749ebd4.jpg?resize=696%2C488)
![ラ・ラ・ランド](https://i2.wp.com/www.eigaland.com/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/af0d16dd54be3a26e98ea451997febda.jpg?resize=696%2C489)
女優になる夢をかなえようと、田舎町からロサンゼルスへ出て来たミアが、バリスタとして働きながら、オーディションを受ける日々を送るスタジオのカフェ。映画に出てくるこのカフェの外の風景は、実際にワーナー・ブラザースで撮影されたもの。ただし、ショップの内観は、映画のために作られたセット。
グリフィス・パーク内のFern Dell Park
![ラ・ラ・ランド](https://i2.wp.com/www.eigaland.com/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/3252eba838294a47cbeaa3fcc2348c49.jpg?resize=696%2C464)
![ラ・ラ・ランド](https://i0.wp.com/www.eigaland.com/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/ca68fabcebcb9903ddfe1240bb9e8a39.jpg?resize=696%2C464)
撮影された場所。広大の大な敷地にグルフコース、テニスコート、動物園などがあり、ミアがイエローのドレスを着てセブとダンスをする、この映画の最も印象的なシーンが地元の人に愛されている。このシーンのナンバー『A Lovely Night』はエマのお気に入り。セブとミアの波長が初めて合う瞬間で、6分にも及ぶシーンがカット無しで撮影された。
グリフィス・パーク天文台/プラネタリウム
![ラ・ラ・ランド](https://i0.wp.com/www.eigaland.com/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/35535a7f85e08400535c5ba01882c55d.jpg?resize=696%2C463)
![ラ・ラ・ランド](https://i2.wp.com/www.eigaland.com/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/5308b46b063cd7a7492bfe9bc485ada8.jpg?resize=696%2C358)
グリフィス・パークの中にある天文台は、過去に『理由なき反抗』から『イエスマン“YES”は人生のパスワード』など、数多くの映画のロケに使われている。ただし、プラネタリウムの中のシーンは、撮影用に作られたセットで撮影された。振付師のマンディ・ムーアにとって、この映画の一番の見どころはこのプラネタリウムのナンバー。ワイヤーの上でライアンとエマがワルツを踊るという構成にし、「無重力ダンス」と名付けた。
The Lighthouse Café/ジャズバー
![ラ・ラ・ランド](https://i1.wp.com/www.eigaland.com/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/a2602259d143e96bc19df27ffdf49f28.jpg?resize=696%2C463)
![ラ・ラ・ランド](https://i2.wp.com/www.eigaland.com/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/2009107a3d4304cfce40de8196572c75.jpg?resize=696%2C419)
セブが演奏しているジャズバーの内観シーンは、LAにあるレストランやバーの場所を借り、映画にふさわしい飾りつけで撮影されている。ただし、店の名前が大きく書かれた外壁が出てくるThe Light House Caféは、ハモサ・ビーチに実在するジャズバー。セブとミア2人の心がすれ違うきっかけとなる人物キース(ジョン・レジェンド)と出会う場所。
Angels Flighrt/ケーブルカー
![ラ・ラ・ランド](https://i1.wp.com/www.eigaland.com/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/3190c2b0e30d88621c4ea7879a1693af.jpg?resize=696%2C464)
![ラ・ラ・ランド](https://i2.wp.com/www.eigaland.com/wordpress/wp-content/uploads/2017/02/98dc935aadbbf83d7ad3d156ffd8fb64.jpg?resize=696%2C464)
ミアとセブが乗るケーブルカーは、L.A.ダウンタウンのヒル・ストリートにあるエンジェルズ・フライトという名の、ランドマークに指定されているケーブルカー。現在は動いていないが、この映画の撮影のために、特別に動かしてもらった。このケーブルカーの乗り場から道を渡ってすぐのグランド・セントラル・マーケットも、映画の中にちらりと登場する。
映画『ラ・ラ・ランド』は2月24日よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国公開
【CREDIT】
監督・脚本:デイミアン・チャゼル
出演:ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、J.K.シモンズ
配給:ギャガ/ポニーキャニオン
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