『3月のライオン』倉科カナ、“気負いすぎる”女優魂に悩み「もうちょっと肩の力を抜くような感じになりたい」

東京スカイツリータウン内「J:COM Wonder Studio」のリニューアルオープンを記念して、J:COMグループのアスミック・エースが制作・配給を行う映画『3月のライオン』のスペシャルトークショーが9日に開催。川本あかり役の倉科カナと大友啓史監督が出席した。

3月のライオン

幼い頃に両親と妹を交通事故で亡くし、孤独を抱え、すがりつくように将棋を指し続けてきた17歳のプロ棋士・桐山零(神木隆之介)が、同じ下町に住む3姉妹との出会いや数々の対局から人生を取り戻していくさまを描く本作。倉科が演じるのは、桐山零が世話になる川本家の長女で、死別した母と、出て行った父の代わりに2人の妹たちの面倒を見ていく川本あかり。

キャスティングの経緯を聞かれた大友監督は「朝ドラでデビューされてから注目していて。その後どういう風に育っていくのか、いろんなドラマを観ては『感情が強い子だな』と感じた。(倉科演じる)あかりさんは、表面的には3姉妹を守るためにものすごく穏やかで巫女見越しているんだけれども、実は裏側でいろいろな葛藤を背負っている。最初に(映画化の)話をいただいたときに、あかりさんはもう倉科さんだなとパッと思い浮かんだ。本当にハマリ役だと思います」と述懐。

3月のライオン

演じてみて倉科は「本当に難しかったですね!あかりさんってみんなの願望が詰まったようなキャラクターでもあるけど、内側に秘めるものがあって…そのフワフワしたものを演じるのが難しかったですね」と語った。

また、役を作り込むために姉妹役の清原果耶(ひなた役)、新津ちせ(モモ役)と実際にお泊まり会を行ったり、「体重を頑張って増やそうとしたんですけど…虫垂炎になっちゃって(笑)虫垂炎との戦いでした」と倉科。大友監督も「あかりさんは少しふっくらしてるから、倉科さんもふっくらしようと思ってくれてたんだけど、撮影ハードだし暑い季節に入っていくしで虫垂炎になっちゃってね」と現場が過酷だったことを明かしていた。

3月のライオン

イベントが本スタジオのリニューアルを記念して行われたことにちなみ、倉科と大友監督へ「自身がリニューアルしたなと思うエピソードは?」との質問が。大友監督は「NHK辞めて、同じ映像の世界で映画を作り始めたこと。そこで完全に一回リニューアルしてて、もう後は人生半世紀まで来ちゃってるので、ガタがきてる身体を全体的にリニューアルしたいですね(笑)」と笑顔。

倉科は「朝ドラを経て、すぐに悪女役のオファーを受けた時にリニューアルしたなと思いました。朝ドラの清楚なイメージから、嫉妬深い女性を演じたので反響が大きくて。いまリニューアルしたいのは、お芝居に対して『もっと頑張りたい!』『もっと表現したい!』って気負いすぎるところを、もうちょっと肩の力を抜くような感じになりたいですね」と明かす。

続けて、「基本的にキャラクターの強い女優ではないと思っていて、どちらかというとキャラの薄い女優。だからこそいろんな役に変化しやすくて、メリットでもデメリットでもあるなと…」と語ると、大友監督は「あまり(役のことを)考えない方がいいんじゃないかな?結局俳優の仕事って他人の人生を演じるわけだから、どこまで考えても答えはないですからね。あまり考え込んじゃうとおかしくなっちゃうかもしれないから、どこか一線を引いて、パッと気分転換したりしないと持たない気がする」とアドバイスを贈っていた。

映画『3月のライオン』は2017年【前編】3月18日、【後編】4月22日より全国公開

【CREDIT】
監督:大友啓史
主演:神木隆之介 有村架純 倉科カナ 染谷将太 清原果耶 佐々木蔵之介 加瀬亮 前田吟 高橋一生 岩松了 斉木しげる 中村倫也 尾上寛之 奥野瑛太 甲本雅裕 新津ちせ 板谷由夏 伊藤英明/豊川悦司
原作:羽海野チカ「3月のライオン」(白泉社刊・ヤングアニマル連載)
制作プロダクション:アスミック・エース、ロボット
配給:東宝=アスミック・エース

©2017 映画「3月のライオン」製作委員会

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で