1991年に誕生した士郎正宗の漫画原作「攻殻機動隊」を、スカーレット・ヨハンソン主演でハリウッドが実写映画化した『ゴースト・イン・ザ・シェル』が4月7日より全国公開される。この度、「俳優は衣装に袖を通して初めてキャラクターになりきれる」と熱弁するほど、ルパート・サンダース監督がこだわリ抜いた衣装の製作現場の裏側を映し出す特別映像が到着した。
日本を中心に瞬く間に世界へと拡散し、世界が熱狂するバイブルと化した日本が世界に誇るSF作品の金字塔『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』。ハリウッドが実写映画化した本作は、脳以外が全身義体である世界最強の捜査官・少佐(スカーレット・ヨハンソン)が、上司の荒巻(ビートたけし)やバトー(ピルー・アスベック)らエリート捜査組織・公安9課の面々とともに、脳をハックする脅威のサイバーテロリストとの世界を揺るがす戦いに身を投じていくさまが描かれる。
今回解禁された特別映像では、衣装デザインを担当したバート・ミューラーが「衣装は監督の視覚センスが根底にある」と説明するように、デザインのあらゆる面に携わったというルパート監督が捉えられている。
「俳優は衣装に袖を通して初めてキャラクターになりきれるんだ」と強調していることからも、映画をつくる上で衣装に対して並々ならぬこだわりをもっていることがわかる。また、カートと共に衣装デザインを担当したバート・スワンソンが「アニメ版『攻殻機動隊』に敬意を表しつつ、同時に特徴的で記憶に残るものを目指した」と語っていることから、ルパート監督のビジョンを形にしようとチーム一丸となって本作に取り組んだ様子も窺える。
特にスタッフ陣が注力したのが芸者ロボットの衣装。「伝統的、そして非伝統的な要素を混在させた。特に“帯”はとても伝統的だ。帯は従来の手法で作ったが、デザインは独自のものだ。電気回路のような模様で顔にも同じものがある」と日本文化を基礎に新たなアイデアを加えたことを明かす。映像内では、芸者ロボットを演じた福島リラがマスクと衣装を身に纏い、実際に演じている場面も収められており衝撃を受けることだろう。
少佐の代名詞ともいえる、姿を消すことができるスーツ“光学迷彩”は、5度のアカデミー賞受賞経験を持つ特殊効果担当のサー・リチャード・テイラーのチームの協力のもと製作。機能的かつスタイリッシュな仕上りとなった光学迷彩を見たカートは「まさに衣装にとっての新たなテクノロジーだろう。これを着たヨハンソンは魅力的だ」と絶賛した。初めて全身シリコン製のスーツを作ったリチャードもまた「アーティストとして、私たちはこのプロジェクトに参加せずにいられなかった。観客は魅力的なキャラクターに溢れた独自でダイナミックな世界を目にする。他に類を見ないだろう」と喜びを語っている。
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映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』は4月7日より全国公開
【CREDIT】
監督:ルパート・サンダース
音楽:川井憲次
出演:スカーレット・ヨハンソン、ビートたけし、ジュリエット・ビノシュ、マイケル・ピット、ピルー・アスベック
配給:東和ピクチャーズ
公式サイト:http://ghostshell.jp/
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