シリーズの前日譚描く『ジョン・ウィック』ドラマ版が企画、キアヌ・リーブスはゲスト出演か

7月7日(金)に全国公開を控えるキアヌ・リーブス主演の映画『ジョン・ウィック:チャプター2』。今年2月にアメリカをはじめ海外で公開され、すでに前作のおよそ2倍の興収を叩き出しているが、監督を務めたチャド・スタエルスキと脚本家のデレク・コルスタッドが、「ジョン・ウィック」シリーズのテレビドラマ化を企画進行中であることを明らかにした。

ジョン・ウィック
『ジョン・ウィック:チャプター2』より (C)2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

ガンアクションとカンフーを融合した“ガンフー”という新たなスタイルを打ち出し、亡き妻の遺した子犬をマフィアに殺され、復讐の鬼と化す元殺し屋ジョン・ウィックの姿を描いた前作から早2年。続編では、前作の最後で救った愛犬と共に、殺し屋稼業から足を洗い静かに暮らしていたジョン・ウィックが、再び戦いに巻き込まれていくさまが描かれる。

「Indiewire」によれば、テレビ版のタイトルは『The Continental(原題)』。「ジョン・ウィック」シリーズに登場する暗殺者御用達のコンチネンタルホテルが舞台のドラマシリーズになるとのことで、前作『ジョン・ウィック』の前日譚になるとのこと。コンチネンタルホテルとは、暗殺者たちにとっての憩いの場であり、かつ稼業を全うするために情報収集を行う拠点。ホテル内での「お仕事(暗殺)」が禁じられている特殊な空間だ。

スタエルスキ監督はドラマ版について「とても良い構造だ。ドラマ版は映画と深く密接する世界中のコンチネンタルホテルを描く作品となり、ある特定の人たちがどのようにあの世界に入るのか、その人々の間に何が起きるのかを表現することになる。それは粋なことじゃないか」と評している。

さらに「ある1人称の視点から物語を進めることを好きだ」というスタエルスキ監督だが、「テレビドラマの場合は視点をあらゆる異なる人物に拡げて、それらの人物の足跡を追いかけることが可能になる。相談役、コンシェルジェ、ソムリエなどあらゆる登場人物たちの異なる視点から世界を見ることができるようになるんだ」と、映画とテレビドラマ版の違いについても言及している。

ジョン・ウィック役のキアヌについては、ゲストスターとして登場する可能性があるとし、彼が主人公のストーリーにはならないという。また、テレビシリーズの企画開発に従事しているスタエルスキ監督は「何話か監督できればいいが」とインタビューで答えている。

参考:http://www.indiewire.com/2017/06/john-wick-tv-show-keanu-reeves-prequel-the-continental-hotel-1201841666/

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