カリフォルニア州のアナハイム・コンベンションセンターで現地時間7月14日(金)、15日(土)に開催されたディズニーファンイベント「D23EXPO 2017」にて、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のプレゼンテーションが開催された。
現地時間7月15日(土)10:30より開催されたプレゼンテーションには、本作の新事実をいち早く知ろうと約7,500名ものファンが会場に集結。会場の全員が固唾を呑んで見守る中、監督のライアン・ジョンソン、前作でフォースが覚醒したヒロイン・レイを演じるデイジー・リドリー、フィンを演じるジョン・ボイエガをはじめとする各キャストたちに加え、今作からスター・ウォーズに仲間入りを果たしたケリー・マリー・トラン、ローラ・ダーン、ベニチオ・デル・トロが登場。そして、伝説のジェダイ ルーク・スカイウォーカーを演じるマーク・ハミルが登場すると会場の熱気は最高潮に。
さらに、本イベントの最大のサプライズとして約3分の特別映像が発表されると、会場は異常な盛り上がりに達した。映像でデイジー・リドリー、マーク・ハミル、ジョン・ボイエガの口から語られたのは【観客の予想を全て裏切る】という衝撃的な証言。スター・ウォーズ史上“最大の衝撃作”『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』では、古くからのフォースの謎や未だ明かされていない衝撃的な事実が明かされていくこととなる。
解禁された映像には、ドロイドのR2-D2、C-3PO、ハン・ソロの相棒チューバッカといったお馴染みのメンバーも登場。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に登場したドロイドBB-8の姿も。キュートな性格と動きで『フォースの覚醒』公開以来、圧倒的な人気を誇ってきたが、そんなBB-8を脅かす存在“ポーグ”がこの映像で初お披露目され、ペンギンのような可愛らしい体型とまんまるの瞳で会場を魅了。キュートな新キャラクターとして、早くも注目を集めている。また、ほとんど情報が明かされていない、ベニチオ・デル・トロ演じる“DJ”ら注目の新キャラクターたちの姿も確認できる。
ライアン・ジョンソン監督 コメント
──新キャラクター・ポーグについて
ポーグはとても重要な役割を果たすキャラクターで、ルークとレイがいるあの島で彼らといっしょに時を過ごすんだ。キャストやクルーが「可愛い、可愛い」と騒ぐほどのキャラクターなので、観客の皆さんに彼の登場をお知らせできてうれしいよ!
──スター・ウォーズのテーマについて
スター・ウォーズは常に、家族についての物語であり、成長についての物語であり、別の言い方をすれば、青春時代から大人になっていく転換の物語とも言えます。それがジョージ(ルーカス)が最初の三部作でもやっていたことで、誰かが成長していくことが何故共鳴していくかというと、それが詰まる所、すべての主人公たちがおこなっていることであり、成長して大人になる、人になっていく地図のようなものを見ているのであり、物語の核というのはそんなところにある、とても根本的なことだと考えています。
──日本からの影響について
黒沢監督の影響はとても大きいと思います。特報の映像の中にレイが影になって立っているショットがあるのですが、お姫様が影になって立っていて、その向こうにお殿様の影も見えるという『隠し砦の三悪人』に似たような画面構成のシーンがあり、並べてみるととてもよく似ている。誰かがそのアイデアを持ってきたのですが、うれしく思いますよ。日本に行って観客の方々とお話しすることをとても楽しみにしています。
マーク・ハミル コメント
──「脚本を読んで思ってもいなかったことが起こった」と仰っていたことについて
特報で、ルークは「たったひとつの真実を私は知っている。ジェダイが最期を迎える時が来た」と発言している。僕は「本当かよ?!」と思った。ルークというのはオリジナルの三部作の中で最も楽観的な人物じゃなかったのか?ってね。最も希望に溢れた登場人物じゃなかったのかってね。だから、なんでそんな結論に達してしまったのか、いったい何が彼に起こったのかって思ったんだ。だから、その辺を観客の皆さんに見つけ出してもらおうと思っている。
──ルークとレイの関係について
レイがライトセーバーをかざすところは見ただろう?僕たちのようなキャラクターは、ライトセーバーを正しい時に持つことになっている。だから、この二人の関係性はすぐにわかると思うよ。そして、僕がどんな反応をするかもね。僕は、彼女の訪問をあまり快く思っていないように見えたと思うが、僕は孤島にいる世捨て人だからね。誰であっても、知らせもくれずに島に現れる奴らは気に入らなかっただけなんだよ。
デイジー・リドリー コメント
──『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で描かれるレイの過去や両親について
その謎のいくつかは答えられていくでしょう。でも、その答えから、もっと多くの謎が生まれてくるとも言えるわ。
──「ルークがレイの父親ではないか」という予想について
それが合っているか、間違っているか、それだけはこの作品の中で判明するわ。
──「レイが暗黒面に引きずり込まれてしまうのではないか」という声について
それは面白いわね。この三部作の真ん中の作品という位置づけで面白いのは、そして特にライアン・ジョンソンが監督をしている作品として面白いのは、(登場人物の)みんながそれぞれの旅の過程にあって、それぞれが物語の流れの中に何かを加えていけるという点なの。だから面白いのは、どの方向に引っ張っていく力が最も強いかという点になると思うわ。
映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月15日(金)より全国公開
【CREDIT】
監督・脚本:ライアン・ジョンソン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
© 2017 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved