芥川賞受賞作家・中村文則の同名原作を、玉木宏主演で映画化した『悪と仮面のルール』の公開日が2018年1月13日(土)に決定し、ポスタービジュアルが完成した。
本作は、“純粋悪”になることを望まれて生まれた財閥家の男・久喜文宏を主人公にした物語。愛がありながらも“純粋悪”に満ちてしまう主人公・久喜文宏を玉木宏が演じ、文宏が自身の顔を変えてまで守ろうとする久喜家の養女・香織に新木優子が扮する。玉木扮する久喜文宏に近づき、テロリストグループ「JL」のメンバーに引き込もうとするテロリスト・伊藤亮祐役で吉沢亮が共演するほか、中村達也、柄本明、光石研らが出演する。監督を、ロックバンド「UVERworld」初のドキュメンタリー『THE SONG』を手がけた中村哲平が務める。
ポスタービジュアルには、顔を変え・過去を捨て・初恋の人のために殺人を繰り返す主人公、文宏(玉木宏)の狂気とも悲しみとも取れる表情が収められている。10月7日(土)より新宿バルト9ほかにて掲出される予定。また、同日より特典付き前売券(ムビチケカード)の販売も決定。劇場購入特典は、劇中から選りすぐった玉木宏出演シーンのスチールを使ったオリジナルポストカード3枚組(数量限定)となる。
また、神秘的な存在感で“謎のシンガー”として注目を集めるUru書き下ろしの楽曲「追憶のふたり」が主題歌に決定。Uruの映画に向けてのコメント、本作の中村哲平監督からのコメントも到着した。
Uru コメント
『悪と仮面のルール』は、その世界にどっぷりと浸かり自分なりの解釈をしてみたり登場人物の心情を悟ろうとしたり、人が人である人間らしさを嫌でも感じるような、それでいてラブストーリーでもある、とてつもなく深みのある作品だと感じました。主題歌を歌わせて頂くにあたり、それを壊さぬよう曲や歌詞などを考えさせて頂きました。『悪と仮面のルール』の世界と一体となれるような曲になってくれたら嬉しいです。
中村哲平監督 コメント
初めてデモを聴いた時に鳥肌が立ちました。今回の曲は、事前にUruさんにも映画を観て貰い、打ち合わせをしてから曲を作って貰いました。映画の中で描きたかった、もう一つの側面を込めるという事で。そして、彼女が作り上げた世界は本当に素晴らしかった。Uruさんの持っている透明感、純粋さ、切なさを伴う歌声、そして歌詞。これは、単なる映画の主題歌ではないです。この曲は映画の一部であり、この曲でなければ映画は完成しなかった。素晴らしい楽曲です。
映画『悪と仮面のルール』は2018年1月13日(土)より全国公開
【CREDIT】
出演:玉木宏、新木優子、吉沢亮、中村達也、光石研、尾上寛之、呉汝俊、柄本明ほか
監督:中村哲平
原作:中村文則『悪と仮面のルール』(講談社文庫)
(C)中村文則/講談社 (C)2017「悪と仮面のルール」製作委員会