10月12日(木)に京都・西本願寺にて開幕した「京都国際映画祭2017」のオープニングイベントに、映画『火花』から桐谷健太、三浦誠己、監督の板尾創路が出席した。
原作は、単行本の部数253万部、文庫初版部数を加えると累計283万部を突破している又吉直樹の初純文学作品。物語は、漫才の世界に「夢」を持って身を投じるも、結果を出せず底辺でくすぶっている青年【徳永】と、強い信念を持った先輩芸人【神谷】が出会い、「現実」の壁に阻まれ、「才能」と葛藤しながら歩み続ける青春ドラマを描く。
お笑い芸人【徳永】を菅田将暉が、先輩芸人【神谷】を桐谷健太がそれぞれ演じるほか、神谷の恋人【真樹】を木村文乃、菅田扮する【徳永】と「スパークス」というコンビを組むツッコミ担当【山下】役に川谷修士(2丁拳銃)、桐谷演じる【神谷】と「あほんだら」というコンビを組むツッコミ担当【大林】役で三浦誠己が共演。さらに、【徳永】の後輩芸人であり、目まぐるしいスピードでスターの階段を駆け上がっていくピン芸人【鹿谷】を加藤諒が演じる。監督を板尾創路が務める。
国宝に指定されている唐門の前でフォトセッションとマスコミの取材を受けた桐谷は「関西の芸人の話なので、ぜひ関西のみなさんに見ていただきたい!」とコメント。その後、行われたレッドカーペットウォーキングでは、京都独特の荘厳な雰囲気が漂う中、西本願寺の境内に敷かれた真っ赤なカーペットを一歩一歩踏みしめるように歩き、チーム『火花』が京都国際映画祭の開幕に花を添えた華々しいイベントとなった。
桐谷健太 コメント
『火花』は僕にとっても大切で素敵な作品になりました。一人でも多くの方に見ていただけたら嬉しいなと思います。大阪出身で京都もよく来ていたので、(京都国際映画祭で)関西の方たちにいち早く映画を観ていただけることになって本当に嬉しいです。京都の人は笑いに厳しいと伺っているので、この映画をみてどう感じていただけたのか感想を聞いてみたいです。
三浦誠己 コメント
本当に素晴らしい映画になっています。最高に魅力的な相方(桐谷さん)と“あほんだら”というコンビで漫才をやらせていただきまして、全幅の信頼を寄せている板尾監督に傑作を作っていただきました。いくらハードルを上げても足りないくらいの傑作になっておりますので、みなさん是非劇場でご覧になってください。
板尾創路監督 コメント
とりあえず雨が降らなくてよかったです(笑)京都国際映画祭でお披露目ということで、皆さんに観ていただける機会をいただいてすごく感動しております。観ていただいた方全員に感動が届くとうれしいです。僕を含め、スタッフ・キャスト全員が自信をもって送り出せる作品に仕上がっておりますのでよろしくお願いいたします。
映画『火花』は11月23日(木・祝)より全国東宝系にて公開
【CREDIT】
原作:又吉直樹著「火花」(文藝春秋 刊)
監督:板尾創路(『板尾創路の脱獄王』、『月光ノ仮面』)
脚本:板尾創路、豊田利晃(『青い春』、『クローズEXPLODE』)
出演:菅田将暉、桐谷健太、木村文乃、川谷修士、三浦誠己、加藤諒、高橋努、日野陽仁、山崎樹範ほか
配給:東宝
公式サイト:http://hibana-movie.com/
©2017「火花」製作委員会