モーガン・フリーマン、ブッシュ政権下の国務長官コリン・パウエルの伝記映画で主演

名優モーガン・フリーマンが、黒人初のアメリカ合衆国国務長官を務めたコリン・パウエルの伝記映画『パウエル/Powell(原題)』でパウエル役を演じることが明らかになったとハリウッド・リポーター誌が報じた。

イラク戦争を開始したブッシュ政権下の国務長官であったコリン・パウエルは、アフリカ系アメリカ人初の国務長官としても知られている。陸軍大将から国務長官を務めたパウエルは当初、イラクの独裁者サダム・フセインが大量破壊兵器を保持しているとは信じていなかった。

だが、国際連合安全保障理事会では、イラクが大量破壊兵器を保持する証拠を挙げ、イラク侵攻を支持する立場を示した。その後、その大量破壊兵器の証拠といわれるものが根拠となり得ないものだったことが発覚。パウエルは国務長官退任後にこの誤りを認め、「人生最大の汚点」としたという経緯がある。

本作のメガホンを握るのは、アフリカ系アメリカ人初の最高裁判事となったサーグッド・マーシャルを描いた伝記映画『マーシャル/Marshall(原題)』の監督レジナルド・ハドリン。製作前の優秀な脚本を投票する「ブラックリスト」に選ばれたエド・ウィットワースの脚本で映画化される。

クリント・イーストウッドの『インビクタス/負けざる者たち』では南アフリカ共和国初の黒人大統領となったネルソン・マンデラを演じたフリーマンが、今度はアフリカ系アメリカ人初の米国務長官を務めたコリン・パウエル役に挑むことになる。

参考:http://www.hollywoodreporter.com/news/morgan-freeman-play-colin-powell-biopic-1050137

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