映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』の初日舞台挨拶が9日、都内・TOHOシネマズ日劇にて行われ、堺雅人、高畑充希、堤真一、安藤サクラ、田中泯、中村玉緒、山崎貴監督が登壇した。
上映後の舞台挨拶ということもあって、宇多田ヒカルが歌う主題歌「あなた」と共に登場したキャスト陣に会場からは多くの拍手が送られた。堺は「これは、もう拍手だけでわかりますね。感無量です」とその反応に満足気な様子を見せ、堤も「堺くん、うるっとしてます」と笑いを誘った。
艶やかな着物姿で現れた高畑は「監督と堤さんから『七五三』って(笑)でも堺さんだけ『今日は綺麗な着物着ていいね』って言ってくださって、味方は堺さんだけです」と話すと、監督から「どうして千歳飴持って来なかったの」とツッコミが。高畑は「いやあ、失敗したな。関西人として大阪の人に顔向けできないです(笑)と述べ、笑いを誘った。
高畑にとって撮影から、完成、プローモションを経て初日を迎えた本日と「2017年はDESTINYではじまり、DESTINYで終わりましたね」と語り、続けて1年間を共にした堺については「すごく笑ってくれて。ずっと一緒にいると見えてくる私の変なところとかも笑ってくれて、私のままでいてくれていいんだなって思いました」と信頼を寄せた。
それを受けた堺も高畑について「撮影中も堂々としていて、信頼できる同士のように思っていたのですが、実は現場ではドキドキしていたらしく。緊張が顔に出ないタイプなので、非常に損をしているかもしれない」と意外な一面を暴露。高畑が「そうなんですよ」と訴えると、「(現場で)ごめんね。気づいてあげられなくて」と会場の笑いを誘い、2人の絆が伺えた。
2人はお互いのことを「DESTINYです!」と断言し、会場の拍手を呼んだ。続けて堺は「今回が初共演だったんですけど、これから何度もなんども共演したいですね」と話した。
山崎貴監督が西岸良平のロングセラーコミック「三丁目の夕日」と双壁をなす、30年読み継がれた累計発行部数900万部(既刊33巻)のベストセラー「鎌倉ものがたり」を映画化した本作。主演には、NHK大河ドラマ「真田丸」での熱演も記憶に新しい、堺雅人。普段から和装を好むミステリー小説作家を演じる。ヒロインには、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」主演の高畑充希が出演。堺演じる正和の年離れた妻・亜紀子に扮する。その他共演に、堤真一、田中泯、國村隼、薬師丸ひろ子、三浦友和といった山崎組常連俳優から、安藤サクラ、中村玉緒など山崎組初参戦となる超豪華キャストが集結する。
映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』は2017年12月9日(土)より全国東宝系にて公開
【CREDIT】
監督・脚本・VFX:山崎貴
原作:西岸良平「鎌倉ものがたり」(双葉社「月刊まんがタウン」連載)
出演:堺雅人 高畑充希 堤真一 安藤サクラ 田中泯 國村隼 薬師丸ひろ子 三浦友和 中村玉緒
©2017「DESTINY 鎌倉ものがたり」製作委員会