映画『伊藤くん A to E』公開記念舞台挨拶が13日、都内・TOHOシネマズ新宿にて行われ、W主演の岡田将生、木村文乃をはじめ、佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆、中村倫也、田中圭、監督の廣木隆一が登壇した。
容姿端麗だが自意識過剰で無自覚に女性たちを振り回す“伊藤”に扮した岡田。演じてみて「痛い男、クズ、自意識過剰などと言われているものの、自分の世界を持っているところに憧れがありましたね。伊藤くんを『羨ましいな』と思うところもあって、演じがいがありましたね。楽しかったです!」とにっこり。
共演者から「本当にサイテーすぎて、木村さんに『もっともっと!いけ!負けるな!』って気持ちになりました」(佐々木)、「伊藤くんにストーキングされる役なんですが、本当に心から『この人気持ち悪い!』って」(志田)などと“伊藤”のクズっぷりをイジられると、岡田は「ちょっと待って...悪口言う場じゃないよね?」「カットかかった後も軽蔑した目で...」とタジタジだった。
また、印象に残っているシーンを聞かれた中村が「夏帆ちゃんとベッドに飛び込むシーンで、将生がまたがるも壊れたロボットのような動きをしていた。腹抱えて笑いましたね(笑)」と実際にロボットの動きをしながら暴露。岡田は「(演じた伊藤は)童貞だからね(笑)」と照れ笑いをみせていた。
イベントでは、本作にちなみ「2018年は自分のココを成長させたい!変わりたい!」と題してキャスト陣が決意表明する一幕が。
中でも岡田は「毒を吐く!」と宣言し、「自分の中で溜め込んでしまうタイプなので、溜めないように毎回毒を吐き続ける年にしようかなと思ってます」と吐露。その言葉に「すげーやだ!(笑)」(田中)、「毒を吐き続けるって(笑)」(中村)とツッコミが飛び、木村から「ちょっと今練習してみたら?」との提案が。
岡田は「なんでこんな大事な日に喉やっちゃってんだ!ばかやろう!」「あ、これ自分のことか(笑)」と、トーク中も終始声を枯らしていた自分自身に毒吐き。岡田の純粋無垢な人柄が垣間見れ、キャスト陣も爆笑していた。
原作は、容姿端麗だが自意識過剰で無自覚に女性たちを振り回す“伊藤”を軸に、【A】から【E】、5人の女の無様な恋愛と成長を1章ずつのエピソードで描いた柚木麻子の小説「伊藤くん A to E」。関わる女たちの人生を翻弄する前代未聞の【痛男(いたお)】伊藤誠二郎役に岡田将生、“伊藤”の存在に迫っていく落ち目の脚本家・矢崎莉桜役に木村文乃が扮する。
奔放な“伊藤”に振り回される【A】都合のいい女・島原智美役に佐々木希、【B】自己防衛女・野瀬修子役に志田未来、【C】愛されたい女・相田聡子役に池田エライザ、【D】ヘビー級処女・神保実希役に夏帆がキャスティングされたほか、田中圭、中村倫也が共演する。
映画『伊藤くん A to E』は全国公開中
【CREDIT】
監督:廣木隆一
原作:柚木麻子「伊藤くん A to E」(幻冬舎文庫)
出演:岡田将生、木村文乃、佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆、田中圭、中村倫也
配給:ショウゲート
公式サイト:http://www.ito-kun.jp/
(C)「伊藤くん A to E」製作委員会