映画『悪と仮面のルール』初日舞台挨拶が13日、都内・新宿バルト9にて行われ、主演の玉木宏をはじめ、新木優子、吉沢亮、中村達也、監督の中村哲平が登壇した。
本作は、“純粋悪”になることを望まれて生まれた財閥家の男・久喜文宏を主人公にした物語。愛がありながらも“純粋悪”に満ちてしまう主人公・久喜文宏を玉木宏が演じ、文宏が自身の顔を変えてまで守ろうとする久喜家の養女・香織に新木優子が扮する。
玉木扮する久喜文宏に近づき、テロリストグループ「JL」のメンバーに引き込もうとするテロリスト・伊藤亮祐役で吉沢亮が共演するほか、中村達也、柄本明、光石研らが出演する。監督を、ロックバンド「UVERworld」初のドキュメンタリー『THE SONG』を手がけた中村哲平が務める。
かねてより原作の大ファンだったという吉沢。「気合もすごく入ってましたが、現場で生まれた瞬間瞬間のものを大事にしましたね。生命の根源である“水”が印象的に登場してきて、それなのにテロリストという監督のアイデアがあって。すごく矛盾しているんですが、そういう矛盾が彼自身の葛藤にすごく活きたのかなと思います」と自身の役を振り返った。
玉木との共演に「少し距離があった方が役に活きるかなと思って、あえて現場では距離を犯してもらっていた。でも、こういったプロモーション(舞台挨拶など)を通して、すごく自然体でナチュラル、フランクで気さくな方だなと思いましたね」と印象を語る。
玉木は「年齢的には一回り以上違うのに、それを感じさせない堂々とした雰囲気がある。この作品以前の吉沢くんの芝居はいたことがなかったのですが、力強い芝居をされる方。すごく良い刺激をもらいましたね!」と吉沢を称賛していた。
イベントでは、1月14日に38歳の誕生日を迎える玉木へ、約4kg相当の“肉ケーキ”をプレゼントするバースデーサプライズが行われるなど、大盛況のうちに幕を閉じた。
映画『悪と仮面のルール』は全国公開中
【CREDIT】
出演:玉木宏、新木優子、吉沢亮、中村達也、光石研、尾上寛之、呉汝俊、柄本明ほか
監督:中村哲平
原作:中村文則『悪と仮面のルール』(講談社文庫)
(C)中村文則/講談社 (C)2017「悪と仮面のルール」製作委員会