山内マリコ・著「ここは退屈迎えに来て」映画化が決定。主演に橋本愛を迎え、2018年秋に公開されることが発表された。
本作は、東京で就職した後に地元へUターンした「私」が、退屈な日常に変化を求め、高校時代に憧れていた「椎名くん」に会いに行くさまを描いた青春物語。何者かになりたくて東京で就職したものの、10年経って何となく地元へ戻ってきた主人公「私」役の橋本愛をはじめ、元彼「椎名」を忘れられない「あたし」役に門脇麦、青春時代にみんなが恋焦がれた「椎名くん」役に成田凌がキャスティング。監督を『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『伊藤くん A to E』『ママレード・ボーイ』などで知られる廣木隆一が務める。
橋本愛 コメント
原作を10代の時にお風呂で読んで、ああ好きだなあと思って 好きな小説の映像化に関われたのはとても幸せなことでした。以前から廣木監督の現場にも興味があったので、ダブルで夢叶って嬉しかったです。田舎の景色や帰郷した時の思いとか、体が知ってることが多かったから地方出身で良かったと思いました。御縁の塊のような作品に携われて最高です。早く見たいです!
門脇麦 コメント
誰かに強く憧れて自分を認められなかったり、誰かに固執することでしか自分の存在意義を見いだせなかったり。歳を重ねるにつれて削がれていくであろう苦しくて退屈な時間もいつかは愛おしく感じられるのかな、そんな風に思える瑞々しい作品になるのではないかと思いました。廣木さん、そしてやっと橋本愛ちゃんとご一緒出来たことがとても嬉しいです。完成を観られるのを楽しみにしています。
成田凌 コメント
一歩先にいるのか後ろにいるのか、存在したのかしなかったのか、どこか愛せるようで愛せない、椎名役を演じました。
富山の地に力を借り、廣木監督をはじめスタッフや共演者の力を借り、美しい青春と草臥れた白秋の日々を過ごさせていただきました。美しい映像と混沌とした感情の中のどこかにあったであろう愛を探す人間たちの物語です。
山内マリコ コメント
青春のすべてを注いだデビュー作が映画化されるなんて感無量です(しかもオール富山ロケ!)。出演者決定しました~と担当編集さんから聞き、その顔ぶれを見た日の喜びは忘れられません。橋本愛ちゃんと門脇麦さん、そしてななな、成田凌!?最高のキャスティングに震えました。本当に公開が待ち遠しいです。公開に合わせて写真集とか出してほしいです。
廣木隆一監督 コメント
ありふれた日本のどこかの風景の中、ありふれた会話。退屈きわまりない日常、でもそこにいる者たちにとってはとても特別で刺激的な時間が流れてる。今を生きる事は決して楽しい事ではないかも知れない。自分の人生が今、どの辺なのかも。もがきながらハートを揺り動かしてくれるキャストと富山の町を走りぬけた映画です!!!!
映画『ここは退屈迎えに来て』は2018年秋全国公開
© 2018「ここは退屈迎えに来て」製作委員会