マーベル史上最も過激(やりすぎ)なヒーローが主役の映画『デッドプール』待望の続編、2018年6月公開の『デッドプール2(仮題)』より、“俺ちゃんワールド”炸裂の特別映像と画像が到着した。
『デッドプール』エンドロール後のおまけ映像で、デッドプールが「続編ではケーブルが出てくるよ」と宣言した通り、到着した映像では『ターミネーター』を彷彿とさせる重厚な映像で遂にケーブルの姿が明らかに。だが、いいところで一時停止が。
ケーブルの左腕は機械化しているにも関わらずCG処理されておらず、俺ちゃんご立腹。DCコミック映画『ジャスティス・リーグ』のスーパーマン役のヘンリー・カヴィルの口ひげをCGで消したことを「口ひげを消すのとはワケが違うんだぞ!」とイジり倒した挙句、「もういい、俺ちゃんがやる」と自ら立ち上がったと思いきや、始まったのは“人形劇”。
デッドプールとケーブルのマーベル屈指の“迷コンビ”の共演は、先日、本作の配給会社である20世紀FOXの買収を発表した、ディズニー/ピクサーアニメーション『トイ・ストーリー』風で、あの保安官に扮したデップーとケーブルの靴底にはしっかりデッドプールの本名「WADE」の名前が書かれている。
芸が細かいと感心しつつも、デップーが繰り出す技は、『トイ・ストーリー』では絶対にしかけない“キン○マ攻撃”だ。ケーブル役のジョシュ・ブローリンが、『アベンジャーズ』シリーズで演じる宇宙の支配者サノスが集めているインフィニティ・ストーンにちなんだ、おバカな攻撃となっていて、ネタの上にネタを重ねる“俺ちゃんワールド”炸裂の展開となっている。
その後、一転してケーブルの圧倒的な強さを見せつけるアクションシーンに加え、ザジ・ビーツが演じる新キャラ・ドミノの姿も。前作に引き続き登場するネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド(ブリアナ・ヒルデブランド)、ウィーゼル(T・J・ミラー)、ブラインド・アル(レスリー・アガムズ)などおなじみの面々が登場。
予告編には、他にも小ネタが詰め込まれている。予告編と合わせて到着した画像でも、これまで発表されてきたノーマン・ロックウェルの感謝祭の七面鳥をオーブンから出している家庭の風景を描いた絵、ミケランジェロの『アダムの創造』に続いて餌食になったのは、ジェニファー・ビールスとマイケル・ヌーリーが出演した1983年のミュージカル映画『フラッシュダンス』。主演のジェニファー・ビールスに降り注いでいたのは水だったのに対し、デップーが浴びているのは「薬きょうの雨」。アレックスのようにのけ反った身体で一身に浴びている姿は美しくも感じる。
プロデューサーのサイモン・キンバーグが「どのアメコミとも異質なんだ」と、デッドプールを演じたライアン・レイノルズも「ほかのアメコミ映画ではなしえないことだ」と口を揃えるだけあって、予告編や画像からも本編完成への期待が高まる。
映画『デッドプール2(仮題)』は2018年6月より日本公開
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