『ゲット・アウト』“もう1つのエンディング”一部公開「このバージョンの却下は罪だ」

ヴィジット』『パラノーマル・アクティビティ』シリーズのジェイソン・ブラムが製作を手掛けた『ゲット・アウト』のBlu-ray&DVDが4月11日(水)にリリースされる。この度、セル商品収録の特典映像より「もう1つのエンディング」の一部が公開された。

ゲット・アウト

本作は、ニューヨークに暮らすアフリカ系アメリカ人の写真家クリスが、白人の彼女・ローズの実家に招かれるところから始まるサプライズ・スリラー。クリスはローズの家族やその友人たちが白人ばかりであることや、黒人の使用人の態度に違和感を覚える。そしてクリスが写真に収めたことで豹変する1人の黒人男性によって、その違和感は恐怖へと変わっていく。ヒットメイカーのジェイソン・ブラムが製作を、アメリカのお笑いコンビ“キー&ピール”のジョーダン・ピールが初監督・脚本を務めている。

<ネタバレ注意>
既に本編を視聴した方は、この映像が何を指し示すかすぐにわかるでしょう。監督のジョーダン・ピールはこのエンディングについて「クリスはいわば殉教者だ。彼は巨大な敵を倒した。だが彼にとって重要だったのはその敵が彼の中の悪魔であったこと。内なる悪魔を倒し魂を解放した。彼の魂は自由なんだ。」「非常に心に響く場面で最高だった。その意味ではこのバージョンの却下は罪だ」と語る。

また、当初予定していた本エンディングを差し替えた理由については「このエンディングは当時の世界が必要としていた強烈なメッセージになりうると思った。(省略)このエンディングの撮影までには反人種差別活動の芽が実を結び始めていた。解放されることを望む人々のためエンディングを差し替えた。」と述べている。

映画『ゲット・アウト』Blu-ray&DVDは4月11日(水)リリース

© 2017 UNIVERSAL STUDIOS All Rights Reserved

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で