『死霊館』の監督ジェームズ・ワンと『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のプロデューサーを務めたロイ・リーが、スティーヴン・キング原作「トミーノッカーズ」の映画化に向け、企画開発中にあるとヴァラエティ誌などが報じた。
ヴァラエティ誌によれば、ワンとリーの両者は、1993年にABCのミニシリーズ「トミーノッカーズ」の製作総指揮を務めたラニー・サニツキーとすでにタッグを組んでおり、サニツキーは「その小説が書かれた時代のことはすべて現代に通じることである」とした上で、「それはまた永遠に続く愛の力と救いの物語」だと表現している。
本書は当時、アルコール中毒や薬物中毒に悩まされていたキングの精神状態が反映された作品であるためか、随所に中毒症状とおもわれる箇所が見られるほか、核の脅威や人々の集団凶暴化などを盛り込み、妙に真実味のある作品として1987年に世に出された。
舞台は、キングの作品ではおなじみのメイン州。地球に埋め込まれた宇宙船から放たれるガスが住民に変化を与えるという設定で、宇宙船から放たれるガスの影響で当初は頭が良くなるなどの変化が住民に見られるが、次第に凶暴化していくというストーリーが展開する。
参考:http://variety.com/2018/film/news/stephen-king-tommyknockers-movie-1202739627/,https://www.screengeek.net/2018/03/30/stephen-king-the-tommyknockers-remake-james-wan-roy-lee/