『X-Men』シリーズのスピンオフとして新たに人気マーベル・コミックを映画化する『デッドプール(原題)』の主演を務めるライアン・レイノルズが、難病を患う子どもたちと直接ふれあい、夢を与える“リアルヒーロー”な姿に賞賛が集まっている。先日キャプテン・アメリカを演じるクリス・エヴァンスと『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のスター・ロードを演じるクリス・プラットが小児病院を訪問したように、現代のスーパーヒーローは、実際に子どもたちとふれあい、元気づけるリアルなヒーローとしての姿を見せている。
難病とされるホジキンリンパ腫と闘うトニー・アセヴェド君がデッドプールの決して倒れることのない強い姿に憧れ、会いたいと願っていることを知ったデッドプールを演じるライアン・レイノルズは、トニー君をカナダ・バンクーバーの撮影現場に招待。一緒に笑顔で写真を撮り、デッドプールのマスクやグローブをプレゼント。レイノルズはトニー君に「次は病気との戦いだ」とエールを送った。トニー君「デッドプールは絶対に死なないヒーロー。彼が触ったものすべてには魔法の力が宿るんだ」
また、脳腫瘍の手術を受けた15歳のカリスタ・キング君を撮影現場に招待し、デッドプールの武器である日本刀をプレゼント。レイノルズは「世界一のデッドプールのファンに会ったよ」と温かく迎え入れた。
Calista King. World's greatest #deadpool fan set visit. Came with a smile. Left with Deadpool's sword. Not bad. pic.twitter.com/kBz0YZ6Mma
— Ryan Reynolds (@VancityReynolds) May 15, 2015
難病の子どもたちの夢を叶えることで、彼らに病気と闘う勇気を得てもらおうと支援するボランティア団体「メイク・ア・ウィッシュ」の依頼にライアン・レイノルズが応えたもの。「メイク・ア・ウィッシュ」は、「バットマン」に憧れる白血病の少年の夢を叶え、映画化もされる「バットキッド」など多数の支援プロジェクトを行っている。
デッドプールは正義のためだけではなく金次第で悪にもなるようなアンチヒーローだが、主人公ウェイド・ウィルソンもガン治療のための実験でウルヴァリンから抽出されたヒーリング・ファクターを注射されたことで、ガン細胞は暴走したものの不老不死と驚異の回復能力の特別な力を手にいれた特殊なヒーローなだけに、治療に耐える子どもたちにとっては励ます存在となっているのかもしれない。
『デッドプール』は2016年2月12日全米公開予定。
via:http://www.slashfilm.com/ryan-reynolds-makes-a-young-deadpool-fans-wish-come-true/