真木よう子、井上真央、桜庭ななみ、大泉洋らが出演する映画『焼肉ドラゴン』が、第19回全州国際映画祭のオープニング上映作品に決定した。
韓国・全州市にて2000年に開始されてから今回で19回目を迎える全州国際映画祭は、過去に『幼な子われらに生まれ』『箱入り息子の恋』のワールドプレミア上映が行われるなど、日本映画との繋がりも深い映画祭。オープニング作品に日本映画が決定したのは万田邦敏監督作『接吻』以来10年ぶりの快挙となる。
舞台版「焼肉ドラゴン」が韓国でも上演・再演を重ねたことや、ソウルでの上演時、感極まった観客の一人が感動のあまり過呼吸になり、救急車で運ばれるという事態になったほど、韓国国内での喝采を集めた舞台の映画化ともあり注目が集まっている本作。
全州国際映画祭のヘッド・プログラマーのキム・ヨンジン氏から「韓国では簡単に出会うことのできないタイプの映画で、だからこそ今まで感じたこともない活力を垣間見ることができる。大衆性と映画としての品質が同居しており、観客の賛同を得て、観る人を感動をさせてくれる」と、オープニング上映に向けて自信満々のコメントが届いた。
また、今回のオープニング上映について、鄭義信監督からは「沢山の方がまた『焼肉ドラゴン』に会えるのを待ち望んでいる中、 全州国際映画祭がこの作品をオープニング作品に選んでいただいたことをとても幸せに感じています。国籍は関係なく、誰もが心を打つ映画になっているので、韓国の『焼肉ドラゴン』ファンのみなさんはもちろん、初めての方もぜひ映画祭に足を運ん でもらえたら嬉しいです」と感謝とともに自身の戯曲に込めた思いを寄せている。
当日のオープニング上映には、鄭義信監督と本作出演の韓国勢俳優たち(キム・サンホ、イ・ジョンウン、ハン・ ドンギュ、イム・ヒチョル)が一同に会し舞台挨拶を行う予定だ。
映画『焼肉ドラゴン』は6月22日(金)より公開
(C)2018「焼肉ドラゴン」製作委員会