映画『となりの怪物くん』より、5月2日(水)に菅田将暉と土屋太鳳が吉本新喜劇に本人役でサプライズ登壇した。
『となりの怪物くん』という本作のタイトルにちなみ、公開前のイベントでは“怪物級”の特技や能力を持つ一般の方々と“怪物”の名をかけ、負けられない戦いに挑んだ2人。公開後の今回は“大阪の怪物”に会いに行こうということで、「お笑いの怪物」=大阪を代表する“笑いの殿堂”・なんばグランド花月の舞台に参戦した。
まずは、内場勝則座長と山田花子、烏川耕一、安尾信乃助と挨拶を交わす。もちろん2人とも、吉本新喜劇の舞台は初登壇。また、大阪出身で幼いころから新喜劇の大ファン、家族で実際に見に来たこともあるという菅田に対して、土屋は母親が新喜劇の大ファンだが、自身は生で見るのも初めて。
そんな2人が緊張のあまり硬い表情で立っていると、内場座長は「気楽に、リラックスして!」とアドバイスし、そのまま自然な流れで他の新喜劇メンバーも合流し、本読みが開始された。2人も再び真剣な表情を見せながら、本読みで自分のセリフを確認。すると突然菅田から、映画『となりの怪物くん』の劇中シーンを再現する場面で、山田花子に向かって「俺、雫のこと好きかも。」と言うセリフを、山田に合わせて「花子のこと好きかも。」のほうが良いのではないかと提案。新喜劇メンバーと相談し、菅田の提案通りセリフを変更することになった。その後も、実際の段取り確認では、立ち位置含めわからないことは聞きながら、細部までしっかりと確認していた。
すべての準備を終え、いよいよ本番。会場は満員御礼、立ち見も出ていたため約900名の観客が。そんな観客の前に、おなじみの吉本新喜劇のメンバーが登場すると、客席からは大歓声が沸き起こり、キャンプ場を舞台に物語がスタートするとあっという間に大爆笑の渦に。そのキャンプ場に、内場勝則座長の一家がみんなで遊びに来るものの、一家の娘・息子はこんなところに来たくはなかったと大騒ぎ。そんな中、キャンプ場の主人の母が、怪物級にびっくりする2人に偶然出会ったから連れてきたということで紹介されるのが、菅田将暉と土屋太鳳。2人が登場することはサプライズだったため、主題歌「アイラブユー」をバックに2人が突然登場すると、まさかの出来事に会場には「えーー!!本物!?」と驚きの声が響き渡った。
だが、徐々に驚きから、割れんばかりの歓声に変わり、2人が挨拶しようとしても歓声がおさまることなく…あまりの歓声に、新喜劇メンバーが「落ち着いて!」と呼びかけるほど。そして挨拶のために菅田が手を挙げると、“真似るネタ”かと勘違いしたのか客席中の人が万歳のポーズに。
烏川耕一の口がヒョットコのように見えるのでイジり倒すという定番のくだりに挑戦した2人。ヒョットコにかけ、「ヒョット来い!」と菅田が言うと、「ちょっと来いやろ!」と烏川から素早く突っ込みが入るなど、テンポよく“ヒョットコ”の言葉遊びでボケ倒し、「ええ!」とオーバーすぎるほどに驚くというくだりでは、2人とも顎が外れ、目が飛び出るのではないかと思うほどの表情で驚き、会場は大爆笑。
さらに、菅田の提案でセリフが変更になった本作のシーンを再現する場面も大成功。新喜劇と言えば…【ズッコケ】ということで、2人も新喜劇メンバーに引けを取らないズッコケっぷりを披露。2人から作品の紹介し、最後には、何か言おうとして何も言わずに去る…というこちらも定番のネタを披露し出番は終了。“わらいの怪物”といえる内場座長率いる吉本新喜劇メンバーとの競演は、終始、客席が大爆笑&大歓声となった。
終了後の菅田将暉のコメント
とても緊張しましたが、本当に楽しかったです!挨拶しようと手をあげたら、皆さんも何故か手をあげて!そういうことじゃない!って思いながら…(笑)本当にそのくらいノリが良くて優しいお客さんばかりでした。そして実際に舞台に立って気付いたことは、新喜劇メンバーの皆さん本当に声が通るんです!合わせようとして頑張ったので、終わったら声が枯れていました(笑)
終了後の土屋太鳳のコメント
新喜劇の舞台に立つことができて、嬉しかったです。定番のくだりに参加させていただくのはとても緊張したのですが、本当にお客さんの反応が優しくてフォローしていただけて、感激しました。楽しい時間はあっという間で、もっともっとあの場所に居たかったです。菅田さんが最初大きな声ではじめてくださったので、私も大きな声を出すことができました!(笑)
原作は2008年~2014年まで講談社「月刊デザート」で連載され、コミックス累計発行部数500万部を突破(全13巻)した大ヒットコミック。友達0、恋愛未経験のガリ勉・冷血な女子高生が、となりの席の問題児男子に、ふとしたことがきっかけで唐突に告白されたことから始まる物語。初めての友達、初めての恋、初めてのキス、初めてのケンカ、初めての三角関係、何もかもが「初めて」同士の2人を中心とした恋模様を描く。
行動予測不能な問題児で“友達0”な主人公・吉田春役に菅田将暉、ガリ勉で氷の女“友達0”なヒロイン・水谷雫役に土屋太鳳が扮する。共演に古川雄輝、山田裕貴、池田エライザ、浜辺美波、佐野岳、佐野史郎、速水もこみちが名を連ねる。監督を『黒崎くんの言いなりになんてならない』『君と100回目の恋』『君の膵臓をたべたい』などで知られる月川翔が務め、脚本を『高台家の人々』を手掛けた金子ありさが担当する。
映画『となりの怪物くん』は全国東宝系にて公開中
(C)2018「となりの怪物くん」製作委員会 (C)ろびこ/講談社