『孤狼の血』“俳優生活40年”役所広司、松坂桃李を絶賛「役を繊細に積み重ねていく」「共演者として頼もしい限り」

映画『孤狼の血』初日舞台挨拶が12日、都内・丸の内TOEIにて行われ、キャストの役所広司、松坂桃李、真木よう子、中村倫也、音尾琢真、阿部純子、ピエール瀧、江口洋介、原作者の柚月裕子、監督の白石和彌が登壇した。

孤狼の血

俳優生活40年、その節目ともいえる作品となった映画『孤狼の血』。役所、いまの心境を聞かれると「ギリギリ体力がもったような作品。40年目にそんな作品に出会えて幸せでした」と述懐。松坂に対し「松坂くんに『役者40年になるのはいくつ?』って聞いたら60歳だと。松坂くんが40周年の時は“全裸”で仕事しているんだろうと」と、公開中のセンセーショナルな映画『娼年』に触れ笑いをさらう。松坂は「今回はそういうシーンないですから!」と照れ笑いを浮かべていた。

孤狼の血

そんな役所との共演に、松坂は「自分が30歳になる節目に役所さんともう一度共演させていただくことができて、本当に忘れられない特別な作品になりましたね」と感慨深い様子だった。

孤狼の血

役所は「松坂くんね、かっこいいです!自分の役を繊細にラストシーンまで積み重ねていく、ちゃんとしたプランを持っている素晴らしい役者。まっすぐな松坂くんの目の力、共演者として頼もしい限りです」と松坂を絶賛した。

孤狼の血

松坂は、役所について「バディの役ですが、勝手ながら親のような師匠のような、本当に感じたのは大きく分厚く遠い存在だということ。この時間は僕にとってかけがえのない時間でした」と真摯にコメントした。

白石組常連のピエールは、白石監督の魅力について「ショッキングで話題性のある作品ばかりで、この作品にもバイオレンスでエグいシーンが結構出てくるんです。そんなシーンを撮影している時に、一番楽しそうにしているのが監督なんです。鬼畜どんぐりです!」と明かし、キャスト陣も笑みをこぼしていた。

孤狼の血

初のヤクザ役、これまでのイメージを覆すような演技を魅せている中村。演じてみて「緊張で緊張で眠れなかったです。8時間くらいしか。作品に貢献できることを意識して演じました」と話す。続けて、「白石さんは台本にないことも提案してくれたり、面白いですね。3回目の白石組になるんですが、役者が疼くようなアイデアを出してくれるので、自分も先輩方も楽しんでやってましたね」と白石組の面白さを語った。

孤狼の血

イベントでは、本作の公開を祝してバズーカ砲を打ち上げるなど、大盛況のうちに幕を閉じた。


柚月裕子による原作は、2015年に発売されるや「第69回日本推理作家協会賞」受賞、「本の雑誌が選ぶ2015年度ベスト10」第2位、「このミステリーがすごい!」(2016年度版)第3位、「第154回直木賞」にノミネートされるなど話題を独占。物語の舞台は暴対法成立以前の広島・呉原市。暴力団系列の金融会社社員失踪事件をきっかけに、捜査する警察が仁義なき抗争「極道のルール」に触れていくさまが描かれる。

ヤクザとの癒着を噂される呉原東署捜査二課・主任の大上章吾役に役所広司、彼の元で失踪事件を捜査する新人・日岡秀一役に松坂桃李、クラブ「リコ」のママ・高木里佳子役に真木よう子、広島県警監察官・嵯峨大輔役に滝藤賢一、役所扮する大上に並んで呉原東署捜査二課・主任の土井秀雄役に田口トモロヲ、五十子会組長・五十子正平役に石橋蓮司、尾谷組若頭・一之瀬守孝役に江口洋介が名を連ねる。監督は『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』で知られる白石和彌が務める。

映画『孤狼の血』は全国公開中

©2018「孤狼の血」 製作委員会

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