明治大学に生田斗真×瑛太がサプライズ登場、学生100人と『友罪』を語る

映画『友罪』特別授業が14日、都内・明治大学 駿河台キャンパスにて行われ、サプライズで生田斗真、瑛太、監督の瀬々敬久が出席した。

友罪

明治大学文学部文学科文芸メディア専攻の学生約100名の前にサプライズで登場した生田ら。学生たちは授業で「少年犯罪」をテーマに学んでおり、1997年(平成9年)に兵庫県神戸市須磨区で発生した当時14歳の中学生による連続殺傷事件「神戸連続児童殺傷事件」をもとにした薬丸岳の同名小説に、生田は「どういった形であれ映像作品として残すべき題材であり、残すべき小説だなと演じる前から感じていた」とコメント。

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本作で描かれるように、取り返しのつかないことを犯してしまったら「友達を続けられますか?」と聞かれると、生田は悩みながらも「1度でも友情が芽生えたのであれば、続けていきたいのが本音。でも、それって少し綺麗ごとのような気もするし…すごく難しいです。少しでも自分の力で、彼の将来が変わってくれるんじゃないかと期待は持ち続けていくと思います」と胸の内を明かした。

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瑛太は「当時、神戸で事件が起こった時はすごくショックを受けました。少年Aの手記を読んでみると、いろいろ感じることがあって、当時、中学生だった少年Aが抱えていた家庭環境・衝動、どこか読み進めていくうちに全否定出来ないものがあった」と回想。

続けて、「どんな人間にも自分の想像を超える衝動が生まれてしまう可能性があるんじゃないか。そんなことを考えながら、演じる上では役を愛して、自分の想いを乗せていった感じです」と役作りを振り返った。

事前に本作を鑑賞した学生から「実際に誰かを傷つけて後悔していることは?」と聞かれると、瑛太は「サッカーをやっていたんですが、同じチームに僕より上手い子がいて…白髪があったのを『石灰がついてるよ』ってからかっていたんです。嫌がらせ、イジメに近いですよね。その一週間ごろくらいから、僕も白髪が生えてきました。バチが当たりました」と告白した。

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学生たちに向け、生田は「いろんな取材でよく質問を受けるのですが、『友達とはなんなのか』を聞いてみたい」と質問。男子学生(3年生)は「自分1人だけでは、自分が何者なのかわからない。どういう存在で、どんな役割があるのか。それを示してくれる鏡のような存在だと思います」と真摯に回答した。

一方で瑛太は「生田斗真と瑛太、どっちのほうが好きですか?」と質問。会場に集まった学生のほとんどが瑛太が好きなようで、瑛太は「ごめん斗真!」とハニカミ。理由を聞かれると、男子学生から「瑛太さんの方がエロい!セクシー!」、女子学生から「メンヘラっぽいところが好きです!」と個性的な声が飛び出し、会場は笑いに包まれていた。


ミステリー界の若手旗手として注目される作家・薬丸岳が2013年に発表した同名小説を映画化した本作は、赦しのない罪に囚われた男2人の、極限の友情を描くヒューマンドラマ。ジャーナリストの夢に破れて町工場で働き始める益田役に生田斗真、周囲との交流を避ける影のある男・鈴木役を瑛太がそれぞれ演じ、お互いを想うが故に、疑心や後悔と向き合い葛藤する難役に挑む。共演に佐藤浩市、夏帆、山本美月らが名を連ねる。

映画友罪』は5月25日(金)より全国公開

©2017映画「友罪」製作委員会 ©薬丸岳/集英社

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