2008年より米ワーナー・ブラザース製作で進められていたものの幾度となく頓挫し難航していた、大友克洋原作『AKIRA』をハリウッド実写映画化するプロジェクトに、テレビドラマシリーズ「サン・オブ・アナーキー」の脚本家で、Netflix配信のドラマシリーズ「デアデビル」シーズン2の製作総指揮と脚本を務めるマルコ・ラミレスが脚本を担当することがわかった。
世界的に高い人気を誇る大友克洋の『AKIRA』は、近未来の「ネオ東京」を舞台に超能力を持つ少年アキラをめぐる攻防を描くSF漫画、およびそれをもとに自身が監督を務めたアニメーション映画。
米ワーナー・ブラザースのもとハリウッドで実写映画化が進められていたが、度重なる監督交代など製作は難航。過去には主人公の金田役にギャレット・ヘドランドをはじめ、クリステン・スチュワート、ゲイリー・オールドマン、渡辺謙、ヘレナ・ボナム=カーターなどが出演交渉に入っていたと噂されていた。
今回の再始動では、当初予定されていた約2億3000万ドルから約7000万ドルへ製作費が縮小されてはいるようだが、『アメリカン・スナイパー』などのプロデューサーであるワーナー・ブラザースのアンドリュー・ラザーが、レオナルド・ディカプリオの製作会社アピアン・ウェイとともに製作を務めると見られている。
2011年7月の段階では、リーアム・ニーソン主演の『フライト・ゲーム』『ラン・オールナイト』でメガホンを取ったジャウム・コレット=セラが監督が務め、2012年はじめにクランクインする予定と報道されていたが、再始動にあたり誰が監督を務めるかは発表されていない。
監督やキャスティング含め、不朽の名作のハリウッド映画化プロジェクトの続報に期待したい。
なお、『AKIRA』は世界的にファンが多くいる作品として知られ、12ヶ国40人の有志が参加しクラウドファンディングで制作されたファンメイドの動画も以前注目を集めた。
via:http://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/daredevil-showrunner-write-akira-adaptation-799880