映画『響 -HIBIKI-』完成披露舞台挨拶が28日、都内・TONOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、キャストの平手友梨奈(欅坂46)、北川景子、アヤカ・ウィルソン、高嶋政伸、北村有起哉、野間口徹、監督の月川翔が登壇した。
イベントでは、主人公・鮎喰響を演じる平手がアクション映画さながらに北村・野間口に蹴りを入れるシーンの劇中カットが披露された。北村は「突然、中段蹴りを食らうシーンですね。なんども練習を重ねて、歩数数えてたもんね!」と振り返る。続けて、「(蹴りにくる姿が)視界に入ってくるんです!来る来る来る…って。『サイレントマジョリティー』のこう、歩いてくるような感じ!」と恐怖を感じていたことを告白。その様子に北川は「嬉しそうでしたね(笑)」とツッコミ、笑みをこぼしていた。
平手は「(躊躇は)最初はどうしようって感じでした。でも、『全然もっと来てください!』って言ってくださったので…」と思いっきり芝居ができた様子。北川は「作家の先生を蹴ってしまったので、何回も『謝りなさい!』って頭を下げようと手で抑えていたんですが、全然首が下がらなかったですね(笑)でも、それが役っぽくていいなと思いました」と明かした。
野間口は「人生初のとび蹴りを食らう瞬間ですね」とスクリーンに映し出されたカットを見上げ、「平手さんがアクションを身につけるために(相手との距離を)歩数で数えるんです!『6歩で踏み切ってとび蹴り』って自分のカウントダウンを知っている怖さ(笑)結構ボロボロにやられました」とタジタジだった。
カットから垣間見れるように、かなり飛んで蹴りを入れている平手。ワイヤーなどは使っておらず、自身の身体能力だけで撮影に臨んだようで「自分で飛びました」と平手。月川監督は「ものすごく打点が高かったので、(ワイヤーは)いらなかったですね!」と明かした。
出版不況の文学界を舞台に、文学の世界に革命を及ぼす15歳の天才少女・響を主人公に描く本作。響がとる行動は過去の栄光にすがる有名作家、スクープの欲だけで動く記者、生きることに挫折した売れない小説家など、様々な人に計り知れない影響を与え、彼らの価値観をも変えていく。
主人公である15歳の天才女子高生小説家・鮎喰響役に平手友梨奈(欅坂46)、響の才能を見出す若手女性編集者・花井ふみ役に北川景子、響が入部した文芸部の部長・祖父江凛夏役にアヤカ・ウィルソンが扮するほか、高嶋政伸、柳楽優弥、野間口徹、板垣瑞生、小栗旬らが共演する。監督を『君の膵臓をたべたい』『となりの怪物くん』『センセイ君主』の月川翔が務める。
映画『響 -HIBIKI-』は9月14日(金)より全国東宝系にて公開
(C)2018映画「響 -HIBIKI-」製作委員会 (C)柳本光晴/小学館