10月19日(金)に公開される映画『ここは退屈迎えに来て』が、カナダのバンクーバーにて開催される第37回バンクーバー国際映画祭のゲートウェイ部門に正式出品されることが決定。それに併せて場面写真も解禁となった。
本作は、東京で就職した後に地元へUターンした「私」が、退屈な日常に変化を求め、高校時代に憧れていた「椎名くん」に会いに行くさまを描いた青春物語。何者かになりたくて東京で就職したものの、10年経って何となく地元へ戻ってきた主人公「私」役の橋本愛をはじめ、元彼「椎名」を忘れられない「あたし」役に門脇麦、青春時代にみんなが恋焦がれた「椎名くん」役に成田凌がキャスティング。監督を『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『伊藤くん A to E』『ママレード・ボーイ』などで知られる廣木隆一が務める。
出品が決定したバンクーバー国際映画祭は、設立当初から東アジアの作品を紹介する部門「ドラゴン&タイガー」を設け、ポン・ジュノ監督の初期作品の上映や、三池崇史監督の『オーディション』のワールドプレミアを成功させるなど、これまでに数多くのアジア人監督を輩出してきた実績を持つ映画祭だ。
今回の出品に際し、廣木監督は「何者でもない自分を共有出来る映画だと思います。久々のバンクーバーでどんな反応かまた皆さんと出会えるのも楽しみです」と喜びのコメントを寄せている。さらに、10月9日・10日には、橋本愛、廣木隆一監督が登壇する舞台挨拶の実施も予定している。
場面写真では、橋本愛演じる<私>と柳ゆり菜演じる、親友<サツキ>にとって、特別な1日として思い出に残っている、憧れの<椎名くん>たちにゲームセンターに誘われ、ワクワクする気持ちが隠せない、初々しい表情の2人のカット。制服姿がまぶしい<私>が、水しぶきを上げながらプールで全力ではしゃぐ姿もお披露目となった。
廣木隆一監督 コメント
誰もが通る時間、通った時間。自分は何者でもない時間。そんな悲しく煩わしく素敵な時間を一緒に体現できる映画だと思います。何者でもない自分を共有出来る映画だと思います。久々のバンクーバーでどんな反応かまた皆さんと出会えるのも楽しみです。
映画『ここは退屈迎えに来て』は10月19日(金)より全国公開
© 2018「ここは退屈迎えに来て」製作委員会