映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』公開記念舞台挨拶が6日、都内・丸の内ピカデリーにて行われ、キャストの岩田剛典、杉咲花、須賀健太、監督の柴山健次が登壇した。
最初に、一人ずつ挨拶を行うと岩田から「すすり泣きが聞こえてくるような声も聞こえましたが、みなさんのもとに本作をやっとお届けすることができて、心から嬉しく思います」と会場の観客に向けてお礼と温かい言葉が送られ 、杉咲は「ようやく公開され、恥ずかしいという気持ちもありましたが、やっとみなさんに観ていただくことができて嬉しいです」と来場したファンにメッセージを送った。
続いて、初恋の相手に再会することから始まる本作にちなみ、「理想の再会シチュエーションは?」という質問。岩田は「学生時代、いつも同じ電車に乗る他校の女子学生がいて、何年後かに同じ車両で再会したら最高かなと思います」と話し、びっくりした顔の須賀が「今、ほぼ同じこと考えていて…違うところは、高校時代、駅のホームで見かけていいな…となり、大人になって駐輪場で再会し、お互いの(自転車に)鍵をかけるまでの話ということですかね」とコメント。続いて杉咲は「再会よりは、お相手を道の遠くでみかけて、見届けたいです」語った。
そして、「本作を絵で例えたら?」という質問には、それぞれが準備していたフリップを披露。そこには、杉咲を除いた登壇者の岩田、須賀、柴山監督の3人の意味深なメッセージが登場。柴山監督は「花ちゃん」、岩田は「お誕生日」、須賀は「おめでとう!」と書かれ、つなげて読むと「花ちゃん・お誕生日・おめでとう!」とサプライズが。
実は、10月2日(火)に21歳の誕生日を迎えた杉咲には内緒で「パーフェクトワールド」チームよりサプライズが。会場には「ハッピーバースデー」の音楽が鳴り響き、樹とつぐみの2ショットの場面写真が描かれた「パーフェクトワールド」特製誕生日ケーキが登場。突然のサプライズに驚きながらも、喜びを隠しきれず、笑顔になる杉咲。
MCから感想を聞かれ杉咲が答えていると、今度は岩田が舞台袖へと動き出し、「また何かあるのでは!?」と杉咲は戸惑いの表情。なんとか杉咲の目線を隠しながら須賀とMCがトークをしていると、岩田が満面の笑みで青いバラを持って登場。本作のメッセージにぴったりな【真実の愛】という花言葉をもつ、青いバラの花束を杉咲に贈った。
最後、岩田から杉咲へ「この作品のお話をいただいたのは2年前の2016年冬で、その時、杉咲さんとは日本アカデミー授賞式の現場で出会いました。そして、去年6月から、本作で共にしてきました。陰ながら応援しています。21歳のお誕生日おめでとうございます」とメッセージが送られ、杉咲からは「岩田さんが樹を演じてくださったから、私もつぐみを演じることができました。」と切り出し、「撮影中は、私の方があまりうまくできなくて、ご迷惑をかけたシーンもありましたが、なんどもお芝居に付き合ってくださったし、毎日、優しい言葉をかけてくださって、岩田さんの気配りにいつも感謝していました」と岩田への感謝の気持ちが語られた。
漫画家・有賀リエの原作「パーフェクトワールド」を岩田剛典×杉咲花のW主演で実写映画化した本作は、“障がいのある恋”をテーマに描いた純愛ラブストーリー。突然の事故で下半身に障がいを持ち、車イス生活になってしまった建築士の主人公・鮎川樹を岩田剛典が演じ、初恋の先輩である樹を一途に想い、悩み、もがきながらも一緒に前を向いて生きていこうとするOL・川奈つぐみ役に杉咲花が扮する。
つぐみに想いを寄せる高校時代の同級生・是枝洋貴役に須賀健太、看護師として樹のリハビリを支え、今は生活まで支えているヘルパー・長沢葵役に芦名星、樹と高校時代より付き合っていたが、事故をきっかけに別れてしまった雪村美姫役に大政絢が扮する。監督を『流れ星が消えないうちに』などで知られる柴山健次が務める。
映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』は全国公開中
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