デンゼル・ワシントンが完全無血の“仕事請負人”ヒーローを演じるアクション映画『イコライザー2』、ブルース・ウィリスが“処刑人”ダークヒーローとして町の悪人を始末していく映画『デス・ウィッシュ』の王道ビジランテムービーの2本が一挙この秋に公開となる。
両作品の公開を記念して主演を務める伝説的スター2人のこれまでの歩みをプレイバック!
【デンゼル・ワシントン 63歳】
数々のサスペンス・ヒューマンドラマへ出演、本格演技派俳優として名を馳せ、92年に主演を演じた『マルコムX』では実在の黒人公民権運動活動家・マルコムXその人を演じ、オスカーノミネート。2001年にはアカデミー賞主演男優賞を受賞、その後も『ジョン・Q』(02)や『フライト』など硬派なヒューマンドラマ作品で多く主演を務めてきた。
彼が50代に入ろうかとする時に出演した『マイ・ボディガード』、こちらの作品はデンゼル・ワシントンの十八番のヒューマンドラマとサスペンス、そしてアクションが織り交じった珠玉の一本となっている。
そんな人間ドラマを演じさせたら右に出るものはいないデンゼル・ワシントンが一転して、アクション全開で主演を演じているのが、10月5日(金)に公開となった『イコライザー2』。今作は、前作『イコライザー』より、さらにパワーアップしたアクションを見せている。前作では最後の局面、ホームセンターにある工具を駆使して次々と悪人を抹殺していったが、今作でも“クレジットカードを使ったアクション、全速力で疾走する車を運転しながらのアクションなど前作を凌駕するアクションが盛りだくさん。新生デンゼルの活躍をぜひ劇場で!
【ブルース・ウィリス 63歳】
アメリカアクション映画の代表的一本である『ダイ・ハード』(88)で主演を務めたアクションスターの代表格。もともとホームコメディドラマなどでコメディ役者としての地位を確立していたブルースが一躍スターダムへと駆け上がるキッカケとなった一本。これまでアクションの実績がなかった彼は、今作ですべてのアクションを自身でこなしたのだとか。その後も『ダイ・ハード2』(90)や『ダイ・ハード3』(95)と続編が製作された。
また、ブルースのフィルグラフィー内で『ダイ・ハード』シリーズに次ぐ代表作である大ヒット映画『アルマゲドン』では地球を救うべく、隕石の破壊工作をする石油掘削員の隊長・ハリーを演じ、翌99年にはM・ナイト・シャマラン監督・脚本の『シックス・センス』(99)にて死者が見える少年と交流、人間の第六感をテーマしたミステリー作品にも出演、彼の代名詞のアクション映画だけでなく、ヒューマンドラマ、ミステリーと様々なジャンルに挑戦したブルースの演技力も高く評価された。
アクションだけでなく、その表現力も評価されたブルースが映画『デス・ウィッシュ』で本格アクションに返り咲く。本作では犯罪で溢れ返った街・シカゴの外科医でありながら、復讐のため悪を私刑に処すダークヒーローを演じている。これまで幾人もの悪人をその手で打ち殺してきたブルースだが、今作では銃の扱いは“素人”。劇中では、YouTubeを見ながら“銃の勉強”をするシーンもあるので注目だ。
映画『イコライザー2』は10月5日(金)より全国公開/映画『デス・ウィッシュ』は10月19日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開