実写版『聖☆おにいさん』舞台挨拶付き特別上映会イベントが18日、都内・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、キャストの松山ケンイチ、染谷将太、監督の福田雄一、製作総指揮の山田孝之が登壇した。
本作はイエスとブッダが下界でバカンスを満喫しようと、日本の東京都立川の安アパートの一室で「聖」(せい)という名字で暮らすという設定で描かれる日常コメディだが、その内容にそって、4名の中でだれが一番“神に近い人”かと聞かれるとになると、松山・福田・山田が一斉に染谷を指す場面も。
それぞれ理由を尋ねられると松山は「白(撮影中)あまり笑わないところですかね。こんなに楽しい現場なのに、煩悩あったら普通笑ってしまいますもん」と言い、福田は「僕は『空海』のイメージが強くてね。『寄生獣』の山崎貴監督に染谷君がブッダに扮した写真を送ったら「染谷君、神々しい役ばかりやっているね」と言われたりもしました。」と続き、山田は「見ての通り目ですかね。何でしょう、この徳の高さを感じさせる目は。普通、こういった目を役作りでやろうと思ってもできないですよ。地のモノですよ。どういう精神状態であったらこういう目ができるのか僕にはわからないですよ。」と皆が染谷を褒めたたえる。
それを受けた染谷は「「今後やりたい役は?」ってよく取材で聞かれた時に「大人の役をやりたいですね」なんて言ってたら、まさか自分の想像をはるかに超えてくる、ブッダの役が来るとは思わなかったです。」と返し、会場を沸かせた。
イベントの最後には、なんと本作「聖☆おにいさん」のシリーズ化の構想があることが発表され、山田製作総指揮は「今作は第1紀になりまして、原作にはまだまだ面白いエピソードがありますので、第2紀については2019年以降に出せると思います」と製作総指揮らしく、真面目にサプライズコメントで締めくくろうとすると、福田監督が「僕は第10紀までやろうとしていますけどね」と付け足し、大きな笑いの中、イベントが終了しました。
実写ドラマ「聖☆おにいさん」はピッコマTVにて配信中
(C)中村 光・講談社/パンチとロン毛 製作委員会