映画『栞』初日舞台挨拶が26日、都内・新宿バルト9にて行われ、三浦貴大、阿部進之介、白石聖、池端レイナ、前原滉、池田香織、榊原有佑監督が登壇。サプライズゲストとして本作の主題歌を担当したピアニスト・西川悟平が出席した。
監督を務める榊原有佑の実体験をもとに描かれた本作は、理学療法士という職業の人たちと患者との絆の物語。主演の三浦貴大をはじめ、阿部進之介、白石聖、池端レイナ、前原滉、池田香織、福本清三、鶴見辰吾らが出演する。
公開初日を迎え、主演の三浦は「嬉しいです!映画は皆さんに観てもらって完成を迎えるので。すごく思い入れのある作品なので…こうして皆さんと…なんですかね」と言葉に詰まると、阿部から「なんだよ!(笑)」とツッコミが。三浦は「ちょっと感慨深くて!うまく言葉にならなくて…(笑)」というと、阿部は「“言葉にならないこと”を言葉にしちゃったんだね!」とフォローした。
そんな阿部との共演に、三浦は「デビューしてまだ2年くらいの時に共演して、その時に阿部さんから教わったことが、今でも僕の芝居の“基盤”になっているので…一番尊敬している役者さんです」とコメント。阿部は「そうか…2,000円だとこないだと同じことしか言ってくれないんだね(笑)」と笑みを浮かべ、「8年前くらいに共演してから会っていなかったんですが、その時からお互い役者として感じることがあった。改めて一緒にやれて、お互いに信頼関係ができていたので、とても良いセッションが出来たんじゃないかなと思います」と三浦との共演に手応えを感じている様子だった。
白石は「とても重厚な内容で、監督がずっと温めてきた作品でもあるので、本当に丁寧に扱わなければいけない作品だなと思いました」とオファーを受けた際の心境を明かす。続けて、「監督が実際に感じたことが盛り込まれていますし、経験の浅い自分が何かがむしゃらに、内容を含め役に対しても嘘のないように演じられたなと思いました」と撮影を振り返った。
池端は、映画祭のため中国・北京に訪れた際に披露した中国語をイベントでも生披露。流暢にペラペラと話す池端に、三浦・阿部が「なげーよ(笑)」と笑みをこぼしながら総ツッコミ。仲睦まじい様子をのぞかせていた。
映画『栞』は全国公開中
(C)映画「栞」製作委員会