映画『ザ・アウトロー』大ヒット祈願イベントが16日、都内・パセラリゾーツグランデ渋谷店にて行われ、お笑いコンビのとろサーモン(村田秀亮、久保田かずのぶ)が登壇した。
お笑い界のアウトロー、&“とろ”繋がりで声がかかったとろサーモンの2人は、劇中の主人公をイメージした武装スタイルで登壇。村田が「こういう時にこのコンビ名で良かったと感じるんです。“とろサーモン”で良かったです」と、“アウとろ”と書かれた幟を見て嬉しそうに語ると、久保田も「アウトロー芸人で良かったです」と挨拶。アウトロー芸人で呼ばれているにも関わらず、謙虚な姿勢と挨拶をする久保田に早速村田のつっこみが飛び、イベントがスタートした。
映画の感想を聞かれた村田が「銃撃戦の迫力が素晴らしかったですね」と感想を話すと、久保田は「家で映画を観る習慣が無くて、家で最後に見たのはアナ雪。その次がこれでしたね。落語みたいに話が平坦なまま進んでいくんですけども、最後のオチがすごかったですね。裏切られました」と人を食ったような回答をしつつ、脚本の展開をしっかり褒めた。
MCからの「好きな映画はありますか」という質問に対しては村田が「ジブリが好き」と即答。ボケの久保田から「アウトローと言いなさい」とつっこまれる場面も。村田は即座に「ト“トロ”」とコメントを修正し、M1チャンピオンらしい機敏な対応を見せた久保田はイメージ通りアウトローな『血と骨』が好きと答え、「社会がワッと言う感じが好きですね」と、選定理由まで“アウトロー芸人”らしさに満ちていた。
続いて、映画の公開を記念した大ヒット祈願対決として、『ザ・アウトロー』の売りである“映画史に残る銃撃戦映画”にちなんだソフトエアーガンによるシューティング対決が行われた。試し撃ちでは、久保田が「小学校の時セミの抜け殻をバンバン撃ってたんで」とシューティング対決に自信を覗かせた。実際、対決が始まると久保田がターゲットの中心に近い部分を撃ち抜き、「嫌な人を思い浮かべて撃ちました。前のマネージャーです」とノリノリでアウトローな発言も飛び出してご満悦。
だが、3回の対戦中2回終わって2人の得点は両者16点で同点。最後に得点が1万点の極小ターゲットが登場するも両者外してサドンデスへ突入。更に久保田から【負けたほうが好きな芸能人を言う】罰ゲームも追加された。直前に嫌いな人を思い浮かべたという久保田にならって、村田は後輩芸人のエハラマサヒロに肩パンされたことを思って1万点のターゲットを狙うもターゲットには当たらず。
最後は極小ターゲットではなく、通常ターゲットの中心を見事に射抜いた久保田が勝利を収めた。景品として、映画にも登場した「U.S M9」(ユーエスエムナイン)のガスブローバックエアガンをプレゼントされた久保田は「明日の宮崎ロケに持って行きます。前のマネージャーの記憶も消えました」と満面の笑みで勝利の喜びを語った。罰ゲームを受けた村田は「戸越銀座の歯科女子の方」とリアルに気になっている女性の名前を挙げ、またもボケの久保田からツッコミを受けて会場の笑いを誘った。
さらに、もう一歩映画のヒットへと近づくべく、村田のボイスパーカッションと久保田のラップによるMCサーモンとして、新作の『ザ・アウトロー』ラップが披露された。“アウとろ”、“銃撃戦”という映画の見どころと今回のイベント趣旨をもじった見事なラップに(笑いは起きなかったが)会場は今日一番の盛り上がりを見せた。
最後に村田が「最後まで釘付けになる映画なので、是非劇場でご覧ください」と真面目に締めると、久保田は「アウトローな芸風ということで呼んで頂き、これからもアウトローな芸能界であってほしいと思います」とさっきまでの流暢なラップが嘘のような迷回答でイベントを締めくくり、笑いに包まれたままイベントは幕を閉じた。
映画『ザ・アウトロー』は10月20日(土)より全国公開
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