平成仮面ライダーが表現してきた“善と悪”、半田健人×村上幸平×武田航平が裏話&爆笑トーク連発

俳優の半田健人、村上幸平、武田航平が27日、都内・バンダイナムコ未来研究所にて行われた「東映特撮ファン感謝祭2018」第三部トークイベントに出席した。

東映特撮ファン感謝祭2018
(左から)半田健人、村上幸平、武田航平、白倉伸一郎(東映プロデューサー)

“24時間×365日、東映特撮が楽しめるアプリサービス”「東映特撮ファンクラブ(TTFC)」3周年を記念して開催された「東映特撮ファン感謝祭2018」。第三部「東映特撮ファントーク」特別版『仮面ライダートークショー・平成仮面ライダーを振り返る』(17:30より配信予定)では、半田健人(『仮面ライダー555』乾巧/仮面ライダーファイズほか)、村上幸平(『仮面ライダー555』草加雅人/仮面ライダーカイザほか)武田航平(『仮面ライダービルド』猿渡一海/仮面ライダーグリスほか)が出席した。

イベントでは、東映プロデューサー・白倉伸一郎の観点から「仮面ライダーから見る“善と悪”」をテーマに、平成仮面ライダーの各作品を通して、仮面ライダーが表現してきた“善と悪”を明らかにしていくコーナーが設けられた。

東映特撮ファン感謝祭2018
(左から)半田健人、村上幸平

東映プロデューサーの白倉が4つのグループに選出していく中、「仮面ライダージオウ 補完計画」に出演した際の裏話を半田・村上が暴露。村上は「台本を当日にいただいたんですが、僕ら2人が出てくるところまでしか書かれていなかったんですよ」と、ラストシーンはアドリブだったことを告白。半田も「あれでは、僕らの扱いが悪いんじゃないかと。このまま(台本のまま)終わってしまっては、単なる暇な俳優でしかなくて(笑)お互いのセリフの言い回しを繰り広げていったわけです」と明かした。

また、ジュノンボーイ出身でもある半田・村上・武田の3人は、その共通点に会場がどよめく中「武田くんと僕はジュノンの同期で、仮面ライダーを始める前に一番最初に会った同期なんです!懐かしい!」と半田。武田は、当時から半田の内面は変わらないことを明かし「誰にもブレさせられないマイペースさがありますよね!自分のハマってることを永遠と話してる(笑)」と笑みをこぼす。

共演した村上は「ファイズの頃はそこまででもなかったかな。2人になるとすごかった!カラオケ2人で行くとだいたい1〜2時間くらいで十分じゃないですか。そっから健人2時間!『これも聞いて!あれも聞いて!』って歌うから(笑)」と半田のお茶目な一面を暴露した。

東映特撮ファン感謝祭2018
(左から)村上幸平、武田航平

さらに、長期の撮影をこなしていく仮面ライダー俳優ならではの“髪の毛の話”について及ぶと、武田は「仮面ライダーあるあるで、髪を切りに行く時間がないのと、各話のつながりもあって切れないんですよね」と話すと、半田は「僕、勝手に切りましたよ」とキッパリ。

会場が笑いに包まれる中、半田が「何も言わずに切っていきましたね」と言うと、武田は「僕の知ってる限りでは半田さんと犬飼貴丈(仮面ライダービルド/桐生戦兎 役)だけですよ!」とツッコミ。さらに、村上が「俺ね、途中でパーマかけたよ!」と明かすと、武田は「半田さん・村上さんと犬飼貴丈だけですよ!」とツッコミの応酬を見せ、会場を沸かせていた。

東映特撮ファン感謝祭2018
(左から)武田航平、白倉伸一郎(東映プロデューサー)

ここで、東映プロデューサーの白倉が選出した「仮面ライダーから見る“善と悪”」についてトークが進行。第1グループには「龍騎」「ファイズ」「キバ」「ダブル」「フォーゼ」(途中、第2グループから第1グループに移動)「ジオウ」が選ばれた。白倉プロデューサーは「“人間と人間”の戦いを描いている」と説明するも、「善と悪ってちょっとよくわからない。“善”は小林靖子、“悪”は井上敏樹」と、特撮テレビドラマの脚本を手がけている2人の名前を出し、会場を笑いに包んだ。

さらに、白倉プロデューサーは「一番苦労してるのは“ジオウ”ですね!もう1年分苦労してる気がする。8話くらいで息も辛辛です(笑)もうレジェンド疲れというか…急性レジェンド中毒です(笑)担当しているジオウは苦痛なんですが、そのあとの“ルパパト”おもしれぇなって!圭一郎テント張っちゃった!みたいな(笑)」と赤裸々に告白した。

第2グループは「クウガ」「響鬼」「電王」「オーズ」「鎧武」「ドライブ」とするも、白倉プロデューサーは「“よくわかんないもの”と戦ってる」とフワッとした理由を明かす。「(電王の)イマジンは言ってることはわかるんですが、(響鬼の)魔化魍とか話通じなそう。(クウガの)グロンギは頑張って解析して字幕つけたりもしましたが…よくわかんない(笑)」と、すべての作品を担当しているわけではない白倉プロデューサーの率直な印象に、会場は笑いに包まれていた。

第3グループは「アギト」「カブト」「ゴースト」と分類し、白倉プロデューサーは「“ト”で終わるなーと思って」と珍回答。村上から「大喜利じゃないんですから(笑)」とツッコミが飛び、武田も「どんどん言っていいですよ!白倉さんの身のある話を聞きたいのに!」と観客に訴えかけていた。

東映特撮ファン感謝祭2018
(左から)半田健人、村上幸平、武田航平、白倉伸一郎(東映プロデューサー)

次々と登場するライダーの話に、半田は「ファイズ以外知らない(笑)自分の作品には思い入れがあるんですが、設定もストーリーも知らないものが多い。武田くんは他のも何又かしてるでしょ?我々は一途だから」とにっこり。新たな発見ばかりでトークを楽しんでいる様子だった。

そんな半田を見て、白倉プロデューサーは、レジェンドライダーとの共演も多い「ジオウ」の奥野壮・押田岳に「前の番組は見るな!ビルドとか気にするな!って言ったんですが、台本に“ビルド”って書いてある(笑)昔は先入観なく真っ白な状態で演じてほしかったんだけど、今は難しいのかもしれない」と吐露した。

続く第4グループは「ブレイド」「ディケイド」「ウィザード」「エグゼイド」「ビルド」と振り分け、こちらも“ド”で終わるシリーズが並ぶ。白倉プロデューサーは「ジオウのネーミングは最初“トケイド”にしようと思っていたんです。“ド”シリーズは当たる気がすると思って!」と告白。ビル“ド”に出演した武田は「“ド”シリーズっていう括りでいいんですよね!?すごいっすね(笑)これから“ド”シリーズが浸透していくかもしれないですね!“トケイド”はダサい(笑)」と笑みをこぼしていた。

最後に武田は「20作品記念の『平成ジェネレーションズ FOREVER』に私、猿渡一海が登場します!そして…み〜んなのアイドル!みーたん(石動美空/演:高田夏帆)も出まーす!あとヒゲ(氷室幻徳/演:水上剣星)も出ます、ヒゲとポテトは変身します!戦います!」と発表し、会場を沸かせた。

東映特撮ファンクラブ(TTFC)公式サイト:http://tokusatsu-fc.jp/

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で