ビル・マーレイ主演の映画『ヴィンセントが教えてくれたこと』が2015年9月4日(金)より全国公開されることが決定した。2014年、北米でわずか4館からスタートした本作は、4週間後には2500館に拡大、最終的には4400万ドルを突破する快進撃をみせ、第72回ゴールデン・グローブ賞で作品賞と主演男優賞にノミネートされたハートウォーミング・コメディ。
気難しく偏屈なヴィンセント(ビル・マーレイ)は、アルコールやギャンブルをこよなく愛する生活を送っていた。ある日、彼の隣家にシングルマザーのマギー(メリッサ・マッカーシー)と12歳の息子オリバー(ジェイデン・リーベラー)が引っ越してくる。仕事で遅くなるマギーから頼まれ、ヴィンセントはオリバーの放課後の面倒を渋々見ることに。年齢を気にせず、行きつけのバーや競馬場にオリバーを連れ歩き、オッズの計算方法、バーでの注文方法、いじめっ子の鼻のへし折り方など、一見ろくでもないことを教え込んでいく。ヴィンセントの嫌われ者の顔の裏側に、本当の優しさや心の傷を感じ取ったオリバーは、その思いを何とか周囲に伝えようとするが……。
アルコールとギャンブルをこよなく愛する気難し屋のちょい悪オヤジ、ヴィンセントを演じたビル・マーレイは、昨年トロント国際映画祭でのワールド・プレミアの際に「キャリア史上最高の演技」などと賞賛を受け、ひと癖あるキャラクターを好演。また、彼の相棒役を務めた子役のジェイデン・リーベラーもラスベガス映画批評家協会賞をはじめ高い評価を受け、本作がきっかけとなり、キャメロン・クロウ監督『Aloha』やジェフ・ニコルズ監督『Midnight Special』などにも参加。さらに、『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』『デンジャラス・バディ』で知られる人気コメディエンヌのメリッサ・マッカーシーがオリバーの母役で、『マルホランド・ドライブ』のナオミ・ワッツが妊婦のストリッパー役で出演している。監督と脚本を手がけたセオドア・メルフィは、本作が初長編作ながら、ゴールデン・グローブ作品賞にノミネートした新鋭。
映画『ヴィンセントが教えてくれたこと』は9月4日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ新宿ほかにて全国公開
監督・脚本・製作:セオドア・メルフィ
出演:ビル・マーレイ、メリッサ・マッカーシー、ナオミ・ワッツ、クリス・オダウド、テレンス・ハワード、ジェイデン・リーベラー ほか
2014/アメリカ/英語/102分/ビスタ/5.1ch/原題:ST.VINCENT/日本語字幕:石田泰子
公式サイト:http://www.vincent.jp
配給:キノフィルムズ
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