映画『ハード・コア』完成披露上映会が15日、都内・新宿バルト9にて行われ、キャストの山田孝之、佐藤健、荒川良々、監督の山下敦弘が登壇した。
俳優・山田孝之と監督・山下敦弘の盟友コンビがコミック「ハード・コア-平成地獄ブラザーズ」を映画化した本作。腐った世の中にうんざりし希望を失っていた男3人の前に、謎の古びたロボットが現れ、人生が一変するような一大事が巻き起こるさまが描かれる。
原作に惚れ込み、5年の歳月をかけて映画へと昇華させた山田・山下監督の2人。経緯を聞かれると、山下監督は「5年くらい前に共通のプロデューサーを通じて始まりました。そこからゆっくり準備ていったような感じです」とコメント。
純粋で曲がったことが大嫌いな権藤右近を演じる山田は「嬉しかったですよ!(山下監督と)今回は喧嘩もなくやっていけました(笑)」と映画化を喜び、「役作りもなく、そのまんま素のまま、思ったことをやってました。共感も何も(役と)一心同体です!」と話した。
山田扮する右近の弟・左近役で出演している佐藤は「孝之くんの弟役ということで『ぜひやりたい!』と即決させていただきました。僕の役者としての新しい扉を開いてくれた、大切な作品になりました」と、山田との共演に喜び。
『バクマン。』『何者』でも共演を果たしている2人だが、「もともと山田孝之という役者が好きで育ってきて、自分が主演を務めた作品に出てくれたことがすごく心強かったし嬉しかった。今度は自分が孝之くんを支える、ダメな兄貴を支える役として出演できたらなぁと思っていました」と佐藤。山田は「嬉しいですよ!大好きですから、佐藤健!」とハニカミ。佐藤も「本当に楽しかった!」と笑みをこぼした。
映画『ハード・コア』は11月23日(金・祝)より全国公開
(C)2018「ハード・コア」製作委員会