人気マーベル・コミックを新たに描きなおすリブート版『ファンタスティック・フォー』より、最終予告編が公開された。ワープ実験のミスにより宇宙線を浴びたことで超能力を得た若者たちが、絶望の中で結成していくヒーロー・チームの誕生譚が描かれる。
このたびの予告編では米サンディエゴで開催されたコミコンにて上映されたもの。リード・リチャーズ(ミスター・ファンタスティック)とベン・グリム(ザ・シング)の幼少期から描かれ、彼らが子ども時代からの親友であることがわかる。また、科学者となったリードが挑んだ人体実験により、選ばれし若者4人が特殊な能力を身に着けることになる姿も確認できる。
長編デビュー作『クロニクル』で一躍注目を浴びた新鋭ジョシュ・トランクが監督を務める新『ファンタスティック・フォー』は、2005年に公開された『ファンタスティック・フォー』からキャストを一新。身体をゴムのように伸縮させられるミスター・ファンタスティックを『セッション』のマイルズ・テラー、身体を透明化することができるインヴィジブル・ウーマンを「ハウス・オブ・カーズ」のケイト・マーラ、身体を高熱の火炎で包み、空も飛ぶことができるヒューマン・トーチを『クロニクル』のマイケル・B・ジョーダン、岩石男ザ・シングを『リトル・ダンサー』のジェイミー・ベルが新たに演じる。悪役ドクター・ドゥームを演じるのは、『猿の惑星:新世紀(ライジング)』のトビー・ケベル。『キック・アス』『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』のマシュー・ヴォーンが製作を務める。音楽をミニマル・ミュージックの巨匠フィリップ・グラスが、映画音楽家マルコ・ベルトラミと共同で担当。
ジョシュ・トランク監督は肉体が変容し超能力を得る若者たちの物語を、“肉体の変容”をテーマに作品を続ける『ザ・フライ』のデヴィッド・クローネンバーグにオマージュを捧げているようだ。
映画『ファンタスティック・フォー』は2015年10月9日より全国公開(全米公開は8月7日)。
via:http://www.slashfilm.com/fantastic-four-final-trailer-strength-in-numbers/