俳優のトム・ヒドルストンが1日、千葉・幕張メッセにて開催中の「東京コミコン2018」で行われたトークショーに急遽登壇。『アベンジャーズ』シリーズで演じるロキについて言及した。
自身が思う“ロキの魅力”について聞かれると、トムは「ロキというキャラクターが大好きだよ。遊び心がありながら、非常に脆弱なところもある。一見、その2つは相反するもののように思えるけど、そういう“イタズラ心”“脆弱さ”がとても面白いんだ」と明かす。
原作コミックスでのロキは悪役としてのイメージが強い。トムは「60年代の頃にロキが登場した時は、悪役(ヴィラン)だったんだ。僕は役者として『なぜ彼が誤ったことをしてしまうのか』を考えていかなければならなかった。彼を悪役にさせた、その根底にあるのは“脆弱な心”だと思う」と語り、『マイティ・ソー/バトルロイヤル』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でロキが見せた一面に「彼は“兄弟”であるソーの命を救った。だから、もう彼は悪役ではないよ!」と言及し、ファンを沸かせていた。
また、米ディズニーがロキを主軸としたTVシリーズを企画しており、今後の展開を聞かれると「僕は知っているんだけど…今は打ち明けることはできないんだ。非常にワクワクしてもらえると思うよ」とトム。
日本のファンと交流してみて「本当にアメイジングな体験をしているよ!1人1人のファンが本当に素晴らしいんだ。ロキの格好をしてくれた多くのファンや、(いま着ている)ブルーのシャツにジーンズ、グレーのシューズを着ているファンもいて、本当に楽しませてもらっているよ!」と満面の笑みをのぞかせる。
最後にファンへ「アスガルドに行きたいかい?『マイティ・ソー/バトルロイヤル』でヘラがアスガルドを崩壊させてしまったよね。だけど、ソーが『アスガルドは“場所”ではない。“人々”なんだ』って言っていた。その言葉の通り、(ファンも)アスガルドの一員なんだ!」と言い、会場を大いに沸かせていた。
さらに、「僕はみなさんのおかげでこうしてここに立てている。スタン・リーがマーベル・スネマティック・ユニバース(MCU)を作った時に『すべての人々が参加できるような場所にしたい』と想いを込めたんだ。その言葉通り、僕はこうして多くのファンに恵まれた。本当に感謝しているよ」とメッセージを贈った。
公式サイト:http://tokyocomiccon.jp/
「東京コミコン 2018」2018年11月30日(金)~12月2日(日)千葉・幕張メッセにて開催