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石井隆×東出昌大『GONIN サーガ』予告編公開　根津甚八が10年ぶり一作限りの銀幕復帰

2015年7月17日

鬼才・石井隆監督の代表作で国内のみならず海外でも高く評価されるヴァイオレンス・アクション映画『GONIN』の19年ぶり続編『GONIN サーガ』の本予告編が完成、本ポスタービジュアルとあわせて公開された。

1995年公開の映画『GONIN』でバブル経済崩壊後に社会からつまはじきにされた5人組が起こした暴力団からの暴力団事務所強奪事件の19年後を舞台に、死闘を繰り広げた男たちが遺したそれぞれの家族に焦点を当てた新たな戦いが描かれる。

前作で命を落とした大越組幹部を父に持つ勇人（東出昌大）と大輔（桐谷健太）、大越組を束ねる五誠会2代目に秘密を握られる元アイドル・麻美（土屋アンナ）、19年前の事件の真相を追うルポライターとして現れ、自らも深い因縁を持つ森澤（柄本佑）、そして五誠会会長の孫で、若き3代目・誠司（安藤政信）という新たなキャストによる“GONIN”が登場。さらに、前作で銃弾を受けながらも生死の境をさまよい、植物状態で生きていた氷頭（根津甚八）までもが姿を現し、それぞれの苦悩や、新たな戦いを予感させる映像となっている。また、石井隆作品の特徴のひとつである“雨”が今作でも重要な場面で使われていることも確認できる。

テレビドラマ「ごちそうさん」など爽やかな印象で人気を集める東出は、父親を殺され悲しみに打ちひしがれる悲哀の表情から、狂気を身にまとい死闘を繰り広げる夜叉のような表情まで、いままでにない魅力を発揮している。また、闘病のため俳優を引退していた根津が10年ぶりに一作限りの銀幕復帰、文字通り“命がけ”の出演を果たし、勇姿を見せている。

映画『GONIN サーガ』は、9月26日（土）TOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー

【Story】鬼才・石井隆監督のバイオレンス・アクション『GONIN』の19年ぶりの続編。テレビドラマ「ごちそうさん」の東出昌大を主演に迎え、桐谷健太、土屋アンナ、柄本佑、安藤政信らが集結、前作で死闘を繰り広げた男たちの息子に焦点を当てた新たな物語が紡がれる。1995年、バブル経済の崩壊で行き詰った5人組が、指定暴力団五誠会系大越組を襲撃し現金強奪に成功する。だが、大越組がヒットマンを放ったことにより事件は激化。関与する者たちは命を落とし、大越組も解散した。2014年。五誠会は若き3代目の誠司（安藤政信）により勢力を拡大。一方、襲撃事件で殺された大越組の若頭を父に持つ久松勇人（東出昌大）は、母の安恵（井上晴美）を支え建設作業員をしながら真っ当な人生を歩んでいた。そんなある日、19年前の襲撃事件を調査しているルポライター森澤（柄本佑）が安恵のもとに訪ねてくる。勇人と大越組長を父に持つ大輔（桐谷健太）は、五誠会に囲われながらも深い恨みを宿す元アイドルの麻美（土屋アンナ）を巻き込んで、血と宿命に抗う新たな闘いがはじまる。俳優を引退した根津甚八が今作限りの復帰を果たしたほか、鶴見辰吾、佐藤浩市が前作より続投している。