藤原竜也×有村架純初共演で『僕だけがいない街』実写映画化!

三部けいのミステリーコミック「僕だけがいない街」が、藤原竜也と有村架純の初共演で実写映画化されることが決まった。

本作は、“時空移動=タイムリープ”に巻き込まれる売れない漫画家でフリーターの藤沼悟が凶悪な連続誘拐犯に挑む姿を描く新感覚ミステリー。ある事件や事故の原因を取り除くまで何度でも時間が遡る謎の現象「再上映(リバイバル)」という不思議な能力を持つようになった悟が、18年前の小学生の頃に起きた児童連続誘拐事件の真犯人と、その凶刃に倒れた母を救うため、大人のマインドを持ったまま小学生の“過去”をやり直し、時空移動を繰り返して事件の真相に迫っていく。当時は気付けなかった母親の自分に対する深い愛情、傷つかないよう距離を取っていたクラスメイトの優しさに触れることによって、悟の脳裏から葬り去った幼少期の辛い過去は新たな記憶となって塗り替えられていく。

藤原さん×有村さんアー写

過去から引きずる未解決事件を巡って11歳の少年に還る29歳の青年・藤沼悟役を、『デスノート』『カイジ 人生逆転ゲーム』、『MONSTERZ モンスターズ』など個性的な役柄を演じてきた藤原竜也。一方、悟の心の深意に気づき、心を開くきっかけを与えるヒロイン・片桐愛梨役を、『ストロボ・エッジ』『ビリギャル』と等身大の女子を演じてきた有村架純。初共演となるふたりだがお互いについて、藤原は「若く才能のある方と組ませていただけることが、今の自分にとって大きな刺激になると思います」、有村は「お芝居への熱量がすごく大きな方という印象です。私もそんな方の近くで刺激をもらいながらぶつかっていけたらと思います」とコメントを発表。

原作について、映画出演が決定してから初めて読んだという藤原は「読み始めから最後まで、ページをめくる手が止まりませんでした。早く続きが読みたくて仕方ありません」と語り、有村も「初めて読んだ時、登場人物の家族や友達への思いにすごく胸を打たれました」と作品の世界観に夢中になった様子を明かしている。

また、悟の母・佐知子役を石田ゆり子、悟の小学校の教師・八代学役を及川光博が務める。『ROOKIES〜卒業〜』『ツナグ』の平川雄一朗がメガホンを取り、『神様のカルテ』の後藤法子が脚本を務める。またキャスト、監督、三部がそれぞれコメントを発表。三部は「映画スタッフという新たな育ての親を得て、『僕だけがいない街』がどんな成長を遂げるのか、とても楽しみです!」と期待を寄せた。

原作は、「ヤングエース」(KADOKAWA)で連載中で、「このマンガがすごい!」オトコ編および「マンガ大賞」で2年連続ランクインした話題のサスペンス漫画。単行本は既刊6巻で現在累計発行部数139万部を突破し、スガシカオ、中川翔子、宮地真緒、糸井重里、山田悠介ら著名人も高く評価、映像化のオファーは50件以上殺到したという。映画化のほか、2016年1月よりフジテレビのノイタミナ枠でTVアニメの放送も控えている。

映画『僕だけがいない街』は2016年春、全国公開。

以下、キャスト、原作者、監督のコメント。

藤原竜也

この映画に出演させていただくことが決まり、初めて「僕だけがいない街」の原作漫画を読みました。
読み始めから最後まで、ページをめくる手が止まりませんでした。
早く続きが読みたくて仕方ありません。
「時間を行き来する」特殊な現象に巻き込まれた主人公・悟の複雑な心情をどう演じようか、今から考え始めています。
また、大活躍の有村架純さんとの初共演、非常に楽しみにしております。
若く才能のある方と組ませていただけることが、今の自分にとって大きな刺激になると思います。

有村架純

原作を初めて読んだ時、登場人物の家族や友達への思いにすごく胸を打たれました。
タイムリープという非現実な現象がもたらす話ではありますが、
不思議と遠い話ではないなと思えたのは、
登場人物みんなの心情がすごく鮮明に見えたからだと思います。

最初から最後まで主人公と共に心が動き、胸が熱くなる経験をしました。
そんな原作の世界観を壊さないよう、お芝居を取り組めたらと思います。

そんな作品を映像化するにあたって、
私が演じる愛梨が大切にしなければいけないことは、
藤原さん演じる悟に全力で寄り添うことかなと思いました。
信じる力を大切に、愛梨を大切に、演じられればと思います。

藤原さんは、初めてご一緒させていただくのですが、
お芝居への熱量がすごく大きな方だなという印象です。
私もそんな方の近くで刺激をもらいながらぶつかっていけたらと思います。
キャスト、スタッフの皆さんと精一杯頑張ります!

三部けい(原作者)

『僕だけがいない街』コミックス発売後、初めて頂いた他メディア化のお話が、この映画化でした。
ホントに実現するとは (笑)。関係各所の皆様に感謝しています。
映画スタッフという新たな育ての親を得て、「僕だけがいない街」がどんな成長を遂げるの か、とても楽しみです!

平川雄一朗(監督)

昭和と平成の時間軸を行き来する、数多くの謎が散りばめられたミステリー漫画が原作ですが、その底辺には人々の繋がりや絆が丁寧に描かれているので、そのヒューマニズムを映画では大事にしたいです。
藤原さんには、ダメ人間ながら強い正義感を持つ青年が未来を書き換えていく希望を、有村さんには、夢を追いかける不思議な女性が主人公にもたらす愛を、それぞれが地に足のついた人間として魅力的に表現してもらいたいと期待しています。

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