第42回日本アカデミー賞授賞式が1日、都内・グランドプリンスホテル新高輪にて行われ、『万引き家族』が最優秀作品賞に輝いた。
最優秀監督賞(是枝裕和)、最優秀脚本賞、最優秀主演女優賞(安藤サクラ)、最優秀助演女優賞(樹木希林)、最優秀音楽賞、最優秀撮影賞・照明賞と7部門での受賞を果たし、最優秀作品賞に輝いたことで本年度最多となる8冠を達成した。
優秀作品賞は、『カメラを止めるな!』、『北の桜守』、『孤狼の血』、『空飛ぶタイヤ』が受賞している。プレゼンターを岡田裕介 会長が務めた。
第42回日本アカデミー賞選考対象作品は、2017年12月16日から2018年12月15日の期間に、東京地区に於いて有料で初公開された劇場用映画及びアニメーション作品(ほか選考対象条件あり)。授賞式は、西田敏行(日本アカデミー賞協会組織委員会副会長)、蒼井優(第41回最優秀主演女優賞『彼女がその名を知らない鳥たち』)の司会のもと進行された。
優秀作品賞(各最優秀賞は★印つき)
『カメラを止めるな!』
『北の桜守』
『孤狼の血』
『空飛ぶタイヤ』
★『万引き家族』
優秀監督賞
上田慎一郎 監督『カメラを止めるな!』
★是枝裕和 監督『万引き家族』
白石和彌 監督『孤狼の血』
滝田洋二郎 監督『北の桜守』
本木克英 監督『空飛ぶタイヤ』
優秀主演男優賞
岡田准一『散り椿』
舘ひろし『終わった人』
濱津隆之『カメラを止めるな!』
★役所広司『孤狼の血』
リリー・フランキー『万引き家族』
優秀主演女優賞
★安藤サクラ『万引き家族』
黒木華『日日是好日』
篠原涼子『人魚の眠る家』
松岡茉優『勝手にふるえてろ』
吉永小百合『北の桜守』
優秀助演男優賞
岸部一徳『北の桜守』
ディーン・フジオカ『空飛ぶタイヤ』
西島秀俊『散り椿』
二宮和也『検察側の罪人』
★松坂桃李『孤狼の血』
優秀助演女優賞
樹木希林『日日是好日』
★樹木希林『万引き家族』
篠原涼子『北の桜守』
深田恭子『空飛ぶタイヤ』
真木よう子『孤狼の血』
松岡茉優『万引き家族』
新人俳優賞
上白石萌歌『羊と鋼の森』
趣里『生きてるだけで、愛。』
平手友梨奈『響 -HIBIKI-』
芳根京子『累-かさね-』『散り椿』
伊藤健太郎『コーヒーが冷めないうちに』
中川大志『坂道のアポロン』『覚悟はいいかそこの女子。』
成田凌『スマホを落としただけなのに』『ビブリア古書堂の事件手帖』
吉沢亮『リバーズ・エッジ』
話題賞
伊藤健太郎『コーヒーが冷めないうちに』(俳優部門)
市橋浩治プロデューサー『カメラを止めるな!』(作品部門)
上田慎一郎・キャスト14名『カメラを止めるな!』(作品部門)
優秀アニメーション作品賞
『ドラゴンボール超 ブロリー』
『ペンギン・ハイウェイ』
★『未来のミライ』
『名探偵コナン ゼロの執行人』
『若おかみは小学生!』
優秀外国作品賞
『グレイテスト・ショーマン』
『シェイプ・オブ・ウォーター』
『スリー・ビルボード』
★『ボヘミアン・ラプソディ』
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』
優秀脚本賞
池上純哉『孤狼の血』
上田慎一郎『カメラを止めるな!』
★是枝裕和『万引き家族』
那須真知子『北の桜守』
林民夫『空飛ぶタイヤ』
優秀美術賞
★今泉力『孤狼の血』
西村貴志『空飛ぶタイヤ』
原田満生『散り椿』
部谷京子『北の桜守』
三ツ橋けいこ『万引き家族』
優秀撮影賞
木村大作『散り椿』
★近藤龍人『万引き家族』
曽根剛『カメラを止めるな!』
灰原隆裕『孤狼の血』
浜田毅『北の桜守』
優秀照明賞
宗賢次郎『散り椿』
★藤井勇『万引き家族』
川井稔『孤狼の血』
髙屋齋『北の桜守』
優秀録音賞
★浦田和治『孤狼の血』
小野寺修『北の桜守』
栗原和弘『空飛ぶタイヤ』
古茂田耕吉『カメラを止めるな!』
冨田和彦『万引き家族』
優秀編集賞
★上田慎一郎『カメラを止めるな!』
加藤ひとみ『孤狼の血』
川瀬功『空飛ぶタイヤ』
是枝裕和『万引き家族』
李英美『北の桜守』
優秀音楽賞
小椋佳・星勝・海田庄吾『北の桜守』
加古隆『散り椿』
鈴木伸宏・伊藤翔磨・永井カイル『カメラを止めるな!』
★細田晴臣『万引き家族』
安川午朗『孤狼の血』『空飛ぶタイヤ』