ジョニー・デップがおかしなお菓子の工場長ウィリー・ウォンカを演じた2005年公開の大ヒット映画『チャーリーとチョコレート工場』。新たにウォンカ主人公の映画をワーナー・ブラザースが製作することが明らかになった。
ヴァラエティ誌によれば、ワーナー・ブラザースが「ウィリー・ウォンカ」の映画化権をロアルド・ダール財団から取得し、変わり者のウォンカを主人公にした映画の企画が進行中にあるという。『ハリー・ポッター』シリーズをはじめ、先日5部作になると報じられた映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のデヴィッド・ヘイマンがプロデューサーを務め、『ペット』のサイモン・リッチが脚本を担当する。
原作がそのまま映画になるわけではなく、ウォンカ以外どのキャラクターが登場するかは明らかになっていないが、『チャーリーとチョコレート工場』以前の物語であり、ウォンカの若き日の冒険譚になるとみられている。もしこの作品がヒットした場合には"あのチャーリー"を登場させた映画を作る可能性もあるとのことだ。
ようやく「ウィリー・ウォンカ」の映画化権を取得できたワーナー・ブラザースだが、ウォンカが描かれている原作本は1964年出版の『チャーリーとチョコレート工場』と1972年の『ガラスのエレベーター 宇宙にとびだす』の2作であり、それ以外には特にウォンカを描いた作品は存在しない。なお『チャーリーとチョコレート工場』のウォンカを演じたのはジョニー・デップだが、1971年公開の『夢のチョコレート工場』のジーン・ワイルダーがウォンカを演じたことも知られている。
参考:http://variety.com/2016/film/news/willy-wonka-new-movie-david-heyman-warner-bros-1201894143/