大森南朋×鈴木浩介×桐谷健太がトリプル主演を務める新作『ビジランテ』が12月に公開される。監督を『SR サイタマノラッパー』シリーズで知られる鬼才・入江悠が務め、オリジナル脚本で挑む。
高校時代に失踪した長男・一郎(大森)。印刷会社社長で町の自警団団長の二男・二郎(鈴木)。デリヘル業経営の三男・三郎(桐谷)。別々の道を生きてきた三兄弟が父の死をきっかけに再会、その後、3人の運命は再び交錯し、欲望、野心、プライドがぶつかり合い、心に刻まれた、逃れられない悲しみが三兄弟を狂わせていく。
本作のタイトルになった「ビジランテ」は、「自警団」という意味を持つ。警察や法律がない世界、警察や法律が機能してない世界で、自分たちの力・判断で自分たちを守ろうとする集団を指す。
大森南朋 コメント
入江監督が監督自身の地元を描いた、
三兄弟の悲しみの生き様を御堪能下さい。
現場はかなり凶暴でした。
鈴木浩介 コメント
虚構の世界にある現実が一番のリアルかもしれない。
入江監督のオリジナルの世界にはそう感じるものがありました。
この世界の住人になれた事に感謝と幸せを感じています。
入江監督の救いのない世界観、『ビジランテ』は必ず世界にも受け入れられると思います。
桐谷健太 コメント
この映画はタフなスタッフと、
グツグツした役者たちと、
ギラギラした監督のまなざしによって出来上がりました。
もちろん完成品はまだ観てないし、
予測も不可能。
でも、俺はこの映画のファンになる。きっと。
入江悠監督 コメント
オリジナル脚本による映画をつくりたい。
荒けずりでも不恰好でもかまわない、いまの自分のすべてをぶつけた純度100%の映画を──
そう思って書いた脚本が、たくさんの方の力を得て具現化することになりました。
真冬の寒さのなかでの撮影は大変でしたが、自分の地元にひさしぶりに戻っておこなった撮影は大切なものを突きつけてくれました。
大森南朋さん、鈴木浩介さん、桐谷健太さんをはじめ素晴らしいキャスト陣、過酷な撮影を乗りきってくれた頼もしいスタッフ陣に心より感謝をしつつ、これから完成へ向けて一歩ずつ前進していきたいと思っています。
いまの日本と世界と私自身のなかにある何かを切り取ったヒリヒリ、ザラザラした大人の映画ができあがるはずです。ぜひご期待ください。
映画『ビジランテ』は2017年12月 テアトル新宿ほか全国公開
【CREDIT】
出演:大森南朋 鈴木浩介 桐谷健太
監督・脚本:入江悠
公式サイト:http://vigilante-movie.com
©2017「ビジランテ」製作委員会