『無限の住人』杉咲花、木村拓哉が魅せた紳士なファンサービスに感動、福士蒼汰は殺陣シーンで刺激受ける

2017年4月19日

映画『無限の住人』ジャパンプレミアが19日、都内・東京国際フォーラムにて行われ、主演の木村拓哉をはじめ、杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、満島真之介、三池崇史監督が登壇した。

累計発行部数750万部を突破した沙村広明の同名漫画を実写映画化した本作は、伝説の人斬りと恐れられ、ある罠から無理やり永遠の命を与えられた不死身の男・万次が、親を殺され、仇討ちの助っ人をしてほしいという少女のために剣を手に取るさまを描く。主演の木村拓哉をはじめ、杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、市川海老蔵らが出演する。監督を三池崇史が務める。

約1500人のファンが集まる会場に、華々しく登場したキャスト陣。不死身の男で、杉咲扮する凛の用心棒として襲ってくる敵に牙をむく万次を演じた木村。杉咲の印象を聞かれると、「撮影させていただいた時が17、いま現在が19、今年の10月で20歳を迎えるんですが、クランクイン初日の印象から今に至るまで大きな変わりはないです」と語り、「撮影やキャンペーンを経て、自然と彼女のことをエスコートできたことをすごく嬉しく思います」と良い関係を築けたことを明かした。

一方の杉咲は、全国10都市で展開されたキャンペーンで魅せた、木村の紳士なファンサービスに感動を覚えたようで、「劇場に入れない方がいらっしゃって、それに気づいた木村さんが『少しでもいいので皆さんにご挨拶できないか』とスタッフさんに話していらっしゃって。直接『ありがとうございました』とお伝えすることができました。自分のことだけではなくて、相手のことを思いやる姿を拝見して、やっぱり凄いなと思いました！」と語った。

また、本作で初の悪役に挑戦した福士は「監督の演出で、『美しさと暴力的な部分を出して欲しい』と言われていて、そこを意識して演じました。木村さん演じる万次と剣を交えるシーンでは、今まで意識していたものがぶっ飛ぶくらいの、忘れてしまうくらいのことが起きたんです。万次の強さ、存在意義だったり、木村さんに役者として色々なものを引き出してもらいました」と、木村との共演で刺激を受けた様子。

撮影前に「万次ー！！」と叫ぶ、自身のルーティーンがあったという市原。「殺陣の稽古、乗馬の稽古をしっかりして撮影に入ったんですが、人間というより動物くさい感覚が尸良（しら）にはあって。ハイエナのような人間なんです。毎日、ハイエナが生きたまま動物を捕食する動画を見ていました」と撮影を振り返った。戸田はアクションシーンについて「飛び蹴りが快感でした！」とハニカミながら告白していた。

一方、MCから「撮影現場での心得を2つ教えてください」と振られた満島は、「心得1.木村拓哉の懐に素早く入る。心得2.太秦撮影所の食堂で木村拓哉と写真を撮る」と即答。2つの目的が1日で達成されたようで、「僕は動物のエグい動画ではなく、木村さんの写真を待ち受けにして見てました（笑）かっこいいですもんね！！」と会場を沸かせていた。

また、第70回カンヌ国際映画祭特別招待作品として公式選出が発表されたばかりの本作。邦画・主演作品の公式選出は今回が初となる木村は「嬉しいです。三池監督ご本人から電話でご報告を受けて、ダブルで嬉しかったです」と喜びをあらわに。最後に「ひょっとしたら、要所要所で目を覆いたくなる瞬間、体全身に力が入る瞬間が多々あると思います。ですが、懲りずに最後までスクリーンと繋がっていてくれたら嬉しいです。どうぞ最後まで全身で、受け取ってください」とメッセージを残し、イベントを締めくくった。

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